人形町まつりとは

人形町まつりとは、東京都中央区の日本橋人形町で、地元の商店街が開く秋の地域のお祭りです。主催は人形町商店街協同組合人形町通りなどの大通りが歩行者天国になり、フードコーナーやゲームコーナー、わんぱく相撲、子供将棋、富くじといった催しが並びます。幼児から大人まで、家族そろって一日楽しめる人形町の風物詩です。

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「てんてん祭」から名前が変わった祭り

人形町まつりには前身があります。1989年(平成元年)に始まった「てんてん祭」がそれで、2021年(令和3年)から「人形町まつり」へと名前を変えました。長く親しまれた「てんてん祭」の名前を覚えている方も多いかもしれません。同じお祭りが、令和に入って呼び名を新しくしたものと考えるとわかりやすいでしょう。

改称した2021年は、江戸時代からの伝統をもつ富くじが復活したことでも話題になりました。富くじは江戸の庶民が熱中したくじ引きで、人形町の近くにある椙森神社も、かつて「江戸三富」と呼ばれた富くじの名所のひとつ。お祭りの催しが、この街の古い記憶とつながっているのです。

せともの市や人形市との違い

人形町商店街協同組合は、人形町まつりのほかにもいくつかの催しを開いています。夏のせともの市と、人形を扱う人形市です。名前が似ていて混同しやすいので、整理しておきましょう。

せともの市は毎年8月上旬水天宮交差点から人形町交差点にかけての歩道で開かれる陶器市で、お皿や碗が特別価格で並びます。人形市は人形や関連品を集めて売る催しです。これに対して人形町まつりは、大通りを歩行者天国にして開く、商店街全体の秋の総合的なお祭り。同じ主催でも、夏の陶器市・人形の市・秋の祭りと、それぞれ中身が違います。

訪れるときの見どころ

近年は秋(11月上旬の実績)に開かれてきましたが、開催日はその年によって変わります。出かける前に、人形町商店街協同組合の最新の案内で日程を確かめておくと安心です(2026年6月時点、特定年の日付は要確認)。

当日は、ふだん車が行き交う人形町通りが歩行者天国になり、街の表情ががらりと変わります。子どもたちが土俵で組み合うわんぱく相撲、富くじの抽選に集まる人だかり、食べ歩きの屋台。安産の神様で知られる水天宮や、老舗が軒を連ねる甘酒横丁もすぐそばなので、お祭りとあわせて人形町の街歩きを楽しむのもおすすめです。

Topic「てんてん祭」の「てんてん」って、どういう意味?

前身の「てんてん祭」という名前は、赤ちゃんを授かってから生まれるまでの期間「十月十日(とつき・とおか)」にちなんで名付けられたとされています。人形町には安産・子授けの神様として親しまれる水天宮があり、もともとは安産を願うお祭りとして10月10日に開かれていました。地名(人形町)も、神様(水天宮)も、祭りの名前も、この街の歴史のなかでつながっているのです。

人形町まつりに関するよくある質問

人形町まつりは入場料がかかりますか?子ども連れでも大丈夫ですか?
歩行者天国の会場を歩いて回るだけなら無料です。わんぱく相撲や子供将棋など子ども向けの催しもあり、幼児から大人まで家族で楽しめる祭りとして開かれてきました。
人形町まつりの会場はどこですか?最寄り駅は?
人形町通りなど、人形町商店街(中央区日本橋人形町)の大通り一帯が会場です。東京メトロ日比谷線・都営浅草線の人形町駅、半蔵門線の水天宮前駅が近く、いずれも徒歩圏内です。
「人形町まつり」は、人形を売り買いするお祭りですか?
いいえ。人形を扱うのは別途開かれる「人形市」で、人形町まつりは商店街全体の総合的なお祭りです。人形町という地名は江戸期に人形師らが多く住んだことに由来しますが、祭りそのものは人形販売が主役ではありません。

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