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椙森神社とは

椙森神社とは、東京都中央区日本橋堀留町にある古い稲荷神社で、日本橋七福神では商売繁盛の恵比寿さまを担う社です。江戸時代には境内で「富くじ」が開かれたことでも知られた一社。今でも商売繁盛や宝くじの当せんを願う人が、人形町の七福神の社が集まる一帯から少し西の、静かな堀留町へ足を運びます。

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いつからある神社か、名前の由来

椙森神社の起こりは古く、平安時代までさかのぼると伝えられます。武将の藤原秀郷が平将門の乱を鎮めたあと、白銀の狐像をこの地に奉納したのが始まりとされますが、これは言い伝えで、はっきりした記録が残るものではありません。

その後、江戸城を築いたことで知られる太田道灌が、文正元年(1466年)に京都・伏見の稲荷山から五社の神さまを迎えて祀ったとされています。江戸時代には、烏森神社・柳森神社と並んで「江戸三森(えどさんもり)」と呼ばれた、由緒ある稲荷の一つでした。今の社殿は1931年(昭和6年)に鉄筋を入れた丈夫な造りで建て直されたものです。

日本橋七福神では「恵比寿さま」の社

椙森神社が担うのは、釣り竿と鯛を抱えた恵比寿さま。商売繁盛や福を招く神さまです。日本橋七福神には恵比寿を祀る社がもう一つ、寳田恵比寿神社もあり、商いの町ならではの顔ぶれになっています。

ここで一つ気をつけたいのが担当の神さま。同じ七福神でも、近くの末廣神社は毘沙門天、笠間稲荷神社東京別社は寿老神というように、社ごとに役割が分かれています。椙森神社は恵比寿、と覚えておくと巡るときに迷いません。所在地も、人形町に集まる諸社とは少し離れた堀留町である点もあわせて押さえておきたいところ。

Topic江戸の人々が夢を買った「富くじ」って?

椙森神社は、江戸時代に「富くじ」が行われた社として知られます。富くじとは、寺社が公認で開いた当せん金つきのくじで、いわば今の宝くじの先祖にあたるもの。社寺の修復費を集める手段でもあり、江戸の人々はわずかな掛け金で大金の夢を買いました。境内には、その富くじをしのんで大正8年(1919年)に建てられた「富塚(とみづか)」の碑が残り、今も宝くじの当せんを願って手を合わせる人が訪れるそうです。

椙森神社に関するよくある質問

椙森神社は何と読みますか?
「すぎのもりじんじゃ」と読みます。難読の社名ですが、日本橋堀留町に古くから鎮座する稲荷神社です。
椙森神社が宝くじにゆかりがあるのはなぜですか?
江戸時代に境内で富くじ(当せん金つきのくじ=今の宝くじの先祖)が行われたためです。境内には富くじをしのんで建てられた富塚の碑が残り、当せん祈願に訪れる人もいます。
「江戸三森」とは何ですか?
江戸で「森」の付く由緒ある稲荷として知られた椙森神社・烏森神社・柳森神社の三社をまとめた呼び名です。

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