コンテンツへスキップ
用語 食・名物

豆きんとんとは

豆きんとんとは、日本橋弁松総本店の折詰弁当に入る、豆を甘く煮た惣菜です。何の豆かというと、日本橋三越本店のケータリングサービスの品書きは、弁松の折詰に入るものを白いんげん豆のきんとんと書いています。玉子焼や煮物、魚の照焼と同じ折に並ぶ、甘い一品です。

栗きんとんとも、和菓子のきんとんとも別もの

「きんとん」と聞いて、おせち料理の栗きんとんを思い浮かべる人も多いでしょう。日本大百科全書は、料理のきんとんを豆きんとんと栗きんとんの2つに大別し、豆きんとんにはインゲンマメを使うことが多いと説明しています。料理のきんとんは甘さだけでなく塩味もきかせるもの、とも書いています。もう一つ紛らわしいのが和菓子の「きんとん」で、こちらは餡や求肥を芯にして、裏ごししたそぼろ状の餡をまとわせた上菓子です。同じ名前でも、折詰に入る料理のきんとんとは別の食べ物なのです。

どの折詰に入っている?

弁松のお弁当一覧で、料理の入る折詰16種の内容欄を見比べてみました。豆きんとんが入るのは16種のうち14種。弁松の並六から、鯛の塩焼をのせた尾頭付まで、ほとんどの折詰に入ります。入らないのは、白飯や赤飯をおかずと同じ折に詰めた白詰と赤詰の2種だけ。同じ折には、めかじきの照焼や玉子焼、野菜の甘煮、しょうがの辛煮が並びます。甘い一品を目当てに選ぶなら、白詰・赤詰以外から選べばよい、ということになるでしょう。ただし料理の内容は季節で変わる場合がある、と店は注記しています。

日本橋トピック♪江戸初めのきんとんは、みそ汁の中にあった

いまのきんとんは甘い料理ですが、昔からそうだったわけではありません。日本大百科全書によると、寛永20年(1643年)版の料理書『料理物語』に出てくるきんとんは、葛粉をこねて、みそ汁に入れたもの。字も「金団」のほかに「橘飩」「金糖」「金唐」などが使われ、名前は黄金色の見た目からついたものと思われる、と同書は説明しています。同じ「きんとん」という名前でも、時代によって中身はまったく違っていたのです。

豆きんとんに関するよくある質問

豆きんとんだけを買うことはできますか?
弁松のお弁当一覧には、折詰とは別に豆きんとんを200g単位で売る単品の欄があり、2026年9月時点で税込約920円です。単品の惣菜を売っているのは本店と一部の店舗に限られるため、出かける前に電話で確かめると確実です。
豆きんとんの入った折詰は、日本橋のどこで買えますか?
本店(中央区日本橋室町一丁目・三越前駅から徒歩3分)と、日本橋三越本店の本館地下1階にある直営店のほか、髙島屋日本橋店などの百貨店やスーパーでも弁松の折詰を扱っています。店ごとに並ぶ折詰や営業時間は変わるため、事前に電話で確かめると確実です。
アレルギーが心配です。豆きんとんには何か使われていますか?
弁松の単品のお惣菜12品のうち、2026年9月時点でアレルギー表示が「使用なし」なのは豆きんとんだけです(ほかは小麦や大豆などを表示)。折詰では他の料理と同じ折に入るため、折詰で選ぶときは商品ごとの表示を確かめてください。

あわせて読みたい記事