池洲稲荷神社とは
池洲稲荷神社とは、東京都中央区の日本橋堀留町に鎮座する稲荷神社です。倉稲魂命(うかのみたまのみこと)をまつり、三光稲荷神社や椙森神社と同じ堀留町の一角に、人形町の街なみにとけこむように建っています。読みづらい社名の「池洲」には、ちょっと意外な意味が隠れた、味わいのある由来。
目次
池の中から現れた稲荷?
創建の年代ははっきりしていません。社に伝わる話では、昔このあたりの日本橋通旅籠町(はたごちょう)に、小田原から移されたという「池洲屋敷」があり、その屋敷の池から現れた稲荷をまつったのが始まりと伝えられています。旅籠町の人びと(今の大伝馬町・堀留町あたり)の守り神として信仰されてきました。
明治のはじめからは神田明神の兼務社(のちに日枝神社の兼務社)となります。大正12年(1923年)の関東大震災で焼けたものの、まもなく再建されました。
Topic「池洲」は、魚を生かす「生簀(いけす)」だった
「池洲」という名は、明治期の地誌『東京名所図会』に「池洲は即ち生簀(いけす)にて、魚を飼ひ置く所の稱なり」と記されています。生簀とは、とった魚を生かしておく水槽や囲いのこと。魚河岸でにぎわった日本橋らしい名前で、「いけす」と読むのもそのためです。漢字だけ見ると難しそうなお社の名にも、ちゃんと土地の記憶が刻まれているのですね。
関連用語
池洲稲荷神社に関するよくある質問
- 池洲稲荷神社は三光稲荷神社とどう違いますか?
- どちらも日本橋堀留町にある小さな稲荷社です。三光稲荷は「猫返し」の信仰で知られ、池洲稲荷は「生簀」に由来する社名と、池から現れた稲荷の言い伝えで知られます。
- 池洲稲荷神社にお参りすると、どんな御利益がありますか?
- 主祭神の倉稲魂命は、五穀豊穣や商売繁盛をもたらす稲荷の神として信仰されてきました。日々の実りや商いの繁盛を願う神様です。
