笠間稲荷神社東京別社の御朱印や怒られる噂を回避する方法とは?

笠間稲荷神社の鳥居

日本橋の笠間稲荷神社東京別社は、茨城県にある笠間稲荷神社の神様を祀っています。
笠間稲荷神社には「御朱印で怒られる」という噂があり、お参りに行く予定の人は不安を覚えるのではないでしょうか…!

そこで安心してお参りしてもらえるように、笠間稲荷神社の噂や、怒られないための対策について調べてみました!
笠間稲荷神社東京別社の概要や歴史についても、あわせて紹介します。

目次

笠間稲荷神社東京別社とは?

「笠間稲荷神社東京別社」とは、日本橋浜町に鎮座する稲荷神社のことです。
「紋三郎稲荷」とも呼ばれており、それぞれ以下のように読みます。
・笠間稲荷神社:かさまいなりじんじゃ
・紋三郎稲荷:もんざぶろういなり

笠間稲荷神社東京別社のおおもとは、日本三大稲荷のひとつである茨城県の笠間稲荷神社です。
諸説ありますが、笠間稲荷神社のほかに以下の神社が日本三大稲荷と呼ばれています。
・伏見稲荷神社(京都府)
・祐徳稲荷神社(佐賀県)

▼茨城県笠間市に鎮座する笠間稲荷神社

笠間稲荷神社の社殿

▼日本橋に鎮座する笠間稲荷神社東京別社

笠間稲荷神社東京別社の社殿
引用:笠間稲荷神社ホームページ

笠間稲荷神社東京別社の歴史

笠間稲荷神社東京別社は、もともと笠間藩・牧野家の屋敷内にありました。
笠間藩とは、江戸時代に茨城県を拠点としていた藩のことです。

1681年、笠間藩の「牧野成貞(まきの なりさだ)」は、徳川綱吉から日本橋浜町あたりの土地をもらいます。
その土地は約7万㎡の広さがあり、大きな屋敷や庭園、築山(つきやま)が作られました。
築山とは人工的に作られた山のことで、ここにお稲荷様などを祀っていたそうです。

東京ドームが約4.7万㎡なので、東京ドーム1.5個分ほどの広さの土地をもらったことになります!
庶民には考えられない広さと財力です…。

1859年、笠間藩の8代目藩主である「牧野貞直(まきの さだなお)」は、笠間稲荷神社の神様を日本橋浜町の屋敷内に分祀します。
分祀とは神様を分けて祀ることで、これが笠間稲荷神社東京別社の始まりです。
屋敷には既にお稲荷様が祀られていたため、追加で祀ったことになります。

笠間藩の屋敷には、一般人は入れません。
そこで、初午(はつうま)の日にだけ屋敷の門を開き、一般人のお参りを許したそうです。
初午とは、2月最初の「午の日」のことで、お稲荷様が稲荷山に初めて鎮座した日とされています。

稲荷山のふもとに鎮座するのが、日本三大稲荷のひとつである伏見稲荷神社です。

江戸時代、藩の屋敷内に神様を祀っていた神社は、ほかにもあります。
安産や子授けのご利益がある「日本橋水天宮」です。
日本橋水天宮の由来については、日本橋水天宮の由来や歴史をまとめましたという記事で紹介しています!

笠間藩は、明治時代の1871年に行われた廃藩置県によって廃止され、屋敷も移転することになりました。
屋敷内に祀られていた笠間稲荷神社の神様は、日本橋浜町に鎮座し続け、1878年に政府から神社として認められたそうです。
1888年には牧野家の希望により、正式に「笠間稲荷神社東京別社」となりました。

笠間稲荷神社東京別社は、関東大震災や東京大空襲で社殿が燃えてしまいます。
しかし焼失のたびに再建され、現在に至るのです!

笠間稲荷神社東京別社のご利益や御祭神、アクセス情報について書いた、以下の記事もあわせてお読みください!
笠間稲荷神社東京別社のアクセス(行き方)や駐車場情報をまとめました

笠間稲荷神社の御朱印で怒られる噂とは【どうすればいい?】

笠間稲荷神社について調べると「御朱印で怒られる」という噂が出てきます。
せっかくのお参りで怒られるなんて辛いですね…。

噂ついて調べたところ
「怒られたうえに御朱印を拒否されている人を見た」
という口コミを見つけました。

怒られた理由としては
「神社で受けた御朱印と、お寺で受けた御朱印が混ざっている御朱印帳を出したため
だそうです。

噂が真実か否かはわかりませんが、笠間稲荷神社に限らず、実際に御朱印を断られるケースはあります。

御朱印帳に神社とお寺の御朱印が混ざっていることを良く思わない神主(または住職)がいるためです。

御朱印で怒られる背景としては、1868年に明治政府によって発令された「神仏分離令」が挙げられます。

神仏分離令の目的は「神道と仏教を区別し、神道を国教とする」ことです。
そのため神社とお寺は、まったく別のものとして扱われるようになりました。

神道と仏教の違いは、以下のとおりです。
神道:神様を信仰する(神社)
仏教:仏様を信仰する(お寺)

神仏分離令の名残りで、現在も神社とお寺を分ける考え方があるそうです。

御朱印を断られるケースはほとんどないので、基本的には御朱印帳に神社とお寺の御朱印が混ざっていても問題ありません。
ただ、怒られるという噂がある笠間稲荷神社には、神社専用の御朱印帳を持っていったほうが安心です。

笠間稲荷神社がおおもとの笠間稲荷神社東京別社でも、御朱印を受ける際は気を付けましょう。
御朱印帳を神社とお寺に分けることで、統一感が出るというメリットもあります!

▼笠間稲荷神社東京別社の御朱印

まとめ

日本橋浜町に鎮座する笠間稲荷神社東京別社は、江戸時代から歴史が続く稲荷神社です。
神社で受けた御朱印と、お寺で受けた御朱印が混ざっている御朱印帳を出すと、怒られる可能性があるため気を付けてください!

神社専用の御朱印帳を持っていない人は、笠間稲荷神社東京別社で受けることもできます♪

また稲荷神社には、行ってはいけない人や歓迎されていないサインがあります。
詳しくは、【噂】白旗稲荷神社(日本橋)に行ってはいけない人や歓迎されてないサインとはという記事にまとめているので、笠間稲荷神社東京別社を訪れる予定の人はお読みください!

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

山本と申します。美味しいもの巡りやパワースポットに興味があります♪
日本橋の魅力を精一杯伝えていきたいと思いますので宜しくお願いいたします。

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