日本橋 麒麟の翼の意味|なぜ東野圭吾原作のロケ地に日本橋が?

2012年に公開された映画「麒麟の翼」のロケ地として、日本橋が使われていることはご存じでしょうか。

 

麒麟の翼は、阿部寛さん主演の人気ドラマ「新参者」を映画化したもので、東野圭吾の推理小説が原作となっています。
人との絆や繋がりをテーマに描かれており、ミステリーが好きな方はもちろん、そうでない方も楽しめる作品です。

 

今回は、ロケ地巡りとして最適な日本橋の「麒麟の翼」について紹介したいと思います!
また、なぜ東野圭吾原作のロケ地に日本橋が選ばれたのかも解説するので、興味のある方はぜひご覧ください!

目次

日本橋の「麒麟の翼」とは?

日本橋麒麟像

 

映画のタイトルにもあるとおり、この作品のキーポイントとなるのが日本橋の「麒麟の翼」です。

 

日本橋川に架かる橋の中央部分に、翼の生えた2体の麒麟像(反対側にも2体)があります。
映画の中でも何回か登場しており、とても印象に残るスポットです。

 

麒麟(きりん)というと、長い首やつぶらな瞳が特徴の「キリン」を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし「麒麟」は、中国神話に登場する空想上の動物で、龍のように迫力のある顔や牛のような長い尾が特徴です。

 

さらに、最大の特徴として日本橋にある麒麟像には翼が生えています!
本来、伝説上の麒麟には翼がありません。

 

では、日本橋にある麒麟像にはなぜ翼が生えているのでしょう、、、それには、「ある意味」が込められていました。

麒麟の翼の意味

麒麟像がある現在の日本橋は、1911年に完成した橋です。
最初に橋が架けられたのは1603年で、征夷大将軍となった徳川家康により整備が進められました。

 

「日本の中心で人々が集まる場所になってほしい」
という願いが込められており、やがて五街道の起点として各地から人々が集まる町に繁栄していったそうです。

 

さて、本題の「麒麟の翼」ですが、、、

 

麒麟像が設置されたのは、1911年に完成した20代目となる現在の日本橋からと言われています。

 

道路の起点であることから、
「ここから飛び立つ」
という意味を込めて、翼のある麒麟像を表現したそうです。

 

ちなみに、麒麟は幸せを呼ぶ縁起の良い瑞獣と伝えられており、風水では平和や安定を意味しているそうですよ。

なぜ東野圭吾原作のロケ地に日本橋が選ばれた?

映画「麒麟の翼」

引用元:TBSチャンネル公式サイト

 

映画「麒麟の翼」のロケ地として、なぜ日本橋が選ばれたのかは、ドラマ「新参者」を観たことがある方ならご存じの方もいらっしゃるでしょう。

 

そもそも「新参者」は、主人公である加賀恭一郎が日本橋の街を舞台にさまざまな事件の謎を解いていく、というストーリーです。

 

加賀恭一郎シリーズは東野圭吾原作の人気ミステリー小説ですが、主人公の加賀恭一郎はもともと練馬署に勤務していた設定でした。

 

「新参者」や「麒麟の翼」は、練馬署から日本橋署に異動となった加賀恭一郎の活躍を描いたストーリーです。
そのためドラマ「新参者」では、日本橋警察署や水天宮をはじめ、日本橋のあらゆる場所でロケが行われました。

 

映画「麒麟の翼」はタイトルにもあるように、日本橋の麒麟像がたくさん登場しています。
阿部寛さんや溝端淳平さん、松坂桃李さん、新垣結衣さんといった有名な方たちも実際に橋の上を歩いているシーンがありました!

 

他にも、阿部寛さんと溝端涼平さんが七福神巡りをしているシーンなどもあり、「ここ知ってる!」と思うような場所がたくさん登場します。
興味のある方は、ロケ地巡りに出かけてみてはいかがでしょうか。

 

なお、日本橋の「麒麟の翼」へのアクセス情報は以下のとおりです。

 

住所:東京都中央区日本橋室町1丁目
アクセス:三越前駅より徒歩4分/日本橋駅より徒歩4分/新日本橋駅より徒歩9分

【まとめ】日本橋の麒麟の翼を是非、立ち寄ったら見てみてください!

日本橋麒麟像

 

今回は、東野圭吾原作の映画「麒麟の翼」に登場する日本橋の麒麟像について紹介しました。

 

なぜ麒麟に翼が生えているのかと言うと、五街道を起点に「ここから飛び立つ」といった意味が込められているからです。
実際に見てみると、今にでも大きく羽ばたいて空へ飛んでいきそうなほど、躍動感にあふれています。

 

日本橋に立ち寄った際は、ぜひ麒麟の翼をご覧になってみてください。
また、登場人物になった気分でロケ地巡りをしてみるのもおすすめですよ!

この記事を書いた人

日本橋の魅力を伝えるべく記事執筆を始めました!
好きなことは旅行で、休日は家族で色々なスポットへ出かけます♪

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