松島神社とは
松島神社とは、東京都中央区日本橋人形町2丁目にある神社で、日本橋七福神では大国神(大黒さま)を担う社です。毎年11月の酉の日には酉の市が開かれ、東京都神社庁は「人形町のおとりさま」とも紹介しています。御祭神が14柱と、ほかの神社に比べて多いのも特徴です。
「松島」の名は、入り海に浮かぶ小島から
日本橋七福神めぐりの公式サイトによると、創建は口伝で鎌倉時代の元亨(1321年)より前と推定されています。昔このあたりが入り海だったころ、海に小島があり、下総国から移り住んだ柴田家の祖先が、その島の邸内にさまざまな神さまを祀ったのが始まり。つまり、もとは一つの家の屋敷の中の社でした。
天正13年(1585年)2月13日、その邸宅が公開され、誰もが参拝できるようになります。島に松の木が鬱蒼と茂っていたことから、人々は「松島稲荷大明神」と呼びました。今の「松島神社」の名になったのは、東京都神社庁によれば大正5年(1916年)6月10日のことです。ビルの建ち並ぶ今の人形町からは想像しにくいですが、社の名そのものに、海に浮かぶ松の島の記憶が残っているのです。
大黒さまと「おとりさま」、二つの顔
日本橋七福神は、7社すべてが神社で構成されています。松島神社の担当は大国神。椙森神社は恵比寿神、末廣神社は毘沙門天というように、社ごとに担当の神さまが決まっているので、めぐるときは取り違えにご注意を。
もう一つの顔が、11月の酉の市。毎年11月の酉の日に開かれる「松島神社酉の市」は商売繁盛を願う人でにぎわい、中央区の広報紙は、縁起物の熊手が売れるたびに境内へ威勢のいい手締めが響く様子を伝えています。正月は七福神めぐりの大黒さま、秋は酉の市のおとりさま。同じ社でも、季節によって違う顔に出会えます。
日本橋トピック♪島の灯りは、船の目印だった
松島神社の由緒には、海にまつわる一節があります。入り海の小島に移り住んだ柴田家では、神さまを祀った屋敷で毎晩、灯りを掲げていました。その燈火を目印にして、舟人たちは航海の安全を得たと伝えられているのです。人形町の社の起こりには、夜の海を照らした灯りの記憶も重なっているわけです。
松島神社に関するよくある質問
- 松島神社は一年でいつ頃がにぎわいますか?
- 正月の日本橋七福神めぐりの時期と、11月の酉の日に開かれる酉の市の時期です。酉の市には商売繁盛を願って熊手を求める人が集まります。
- 松島神社の例祭はいつですか?
- 東京都神社庁の案内では、例祭日は5月15日と11月の酉の日です。11月の酉の日は酉の市の日にあたります。
- 松島神社へはどの駅から行けますか?
- 東京都神社庁の案内では、東京メトロ半蔵門線の水天宮前駅から徒歩2分、東京メトロ日比谷線の人形町駅から徒歩5分です。所在地は中央区日本橋人形町2-15-2です。

