花柳章太郎とは
花柳章太郎とは、日本橋区本銀町生まれの新派俳優です。中央区公式の文化財解説では、1894年から1965年の人物として紹介されています。泉鏡花「日本橋」のお千世役や、お千世の図額の奉納と深く結びつく人物です。
お千世役が日本橋との結び目になった
中央区公式によると、花柳章太郎は大正4年(1915年)の「日本橋」上演を前に、演目とゆかりの深い西河岸地蔵堂へ祈願したといいます。その後、お千世役に起用され、この役が出世芸になったという流れ。
昭和13年(1938年)の明治座上演の折には、小村雪岱にお千世の描画を依頼し、泉鏡花と自身の句を添えて地蔵堂へ奉納しました。俳優の成功談で終わらず、役への感謝が日本橋の文化財として残った点が大切でしょう。
日本橋トピック♪祈願した場所へ、後に図額を返している
花柳章太郎の話で面白いのは、役を願った場所と、感謝を形にした場所が同じ西河岸地蔵堂でつながること。舞台の成功が、町の信仰の場へ戻ってきたと見ると、図額の意味がぐっと立体的になります。
花柳章太郎に関するよくある質問
- 花柳章太郎を読む入口はどこですか?
- 用語集では、生涯全体よりも「お千世役」と「西河岸地蔵堂への奉納」を入口にすると理解しやすくなります。日本橋の文学・舞台・信仰が交差する人物です。
- 花柳章太郎がお千世の図額を奉納したのはなぜですか?
- 中央区公式では、お千世役を得る前に西河岸地蔵堂へ祈願したという逸話が紹介されています。後の上演時に、報謝のため図額を奉納したとされています。
