泉鏡花とは
泉鏡花とは、浪漫と幻想の世界を小説や戯曲に描いた明治・大正・昭和期の作家です。1873年に金沢で生まれ、本名は鏡太郎。1939年に65歳で亡くなりました。この街との大きな接点は、日本橋花街を舞台にした小説『日本橋』です。
幻想の作家が描いた日本橋の街
泉鏡花記念館によると、鏡花が生み出した作品は300編あまり。代表作には『高野聖』『婦系図』『歌行燈』『天守物語』などがあり、小説だけでなく舞台や映画へ広がった作品も少なくありません。
1914年、泉鏡花「日本橋」は千章館から書き下ろし出版されました。作品では、明治期に栄えた日本橋花街を背景に、一石橋や西河岸地蔵尊など中央区内の場所が物語へ組み込まれます。作品名が指すのは、橋そのものではなく花街を含む街の名です。この点を押さえると、作品と街のつながりが分かりやすくなります。
人物から作品へ進むと街が立体的になる
泉鏡花という人物を入口にすると、同作は単なる土地を借りた物語ではなく、鏡花らしい文学世界と地域の歴史が重なる作品だと分かります。街歩きでは、どんな順番でたどるとよいのでしょう。作家、作品、日本橋花街、西河岸地蔵堂と進めば、文学が実在の街へ残した痕跡まで見えてくるはずです。
日本橋トピック♪物語の人物が地域の文化財になった
泉鏡花に関するよくある質問
- 泉鏡花の本名は何ですか?
- 本名は鏡太郎です。1873年に金沢で生まれ、尾崎紅葉に入門して作家の道を歩みました。
- 泉鏡花と西河岸地蔵堂にはどんな関係がありますか?
- 小説『日本橋』の上演を機に作られた、お千世の図額に泉鏡花らの句が添えられ、西河岸地蔵堂へ奉納されました。

