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折詰弁当とは

折詰弁当とは、薄い木でできた折箱に料理を隙間なく彩りよく詰めた弁当のことです。江戸で広まった持ち帰りのごちそうで、日本橋には折詰弁当ひとすじの老舗「弁松」があります。

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折箱に詰めた、持ち帰れるごちそう

折箱は、エゾ松や杉、檜などの薄い板で作られる容器です。薄い二枚の板を貼り合わせ、溝を切ってV字に折り曲げて作ることから、「折」箱と呼ばれます。

では、折詰の文化はいつ生まれたのでしょう。広まったのは、江戸時代のこと。残った料理を経木(きょうぎ)や竹の皮に包んで持ち帰る習慣から生まれたと伝わります。経木とは、木を紙のように薄く削ったもの。包んで持ち帰れる手軽さが、折詰の出発点でした。

日本橋の「弁松」と折詰弁当

日本橋には、折詰弁当ひとすじの老舗弁松があります。折詰弁当の専門店として創業したのは嘉永3年(1850年)、ペリーが来航する3年前のことです。

折箱に詰めた料理は、江戸文化が成熟する頃、芝居小屋や料亭を中心に広まりました。晴れの日のごちそうとして、人が集まる場に欠かせない一品。華やかな見た目と持ち運びやすさは、今も仕出しや行楽の弁当に受け継がれています。

Topic「幕の内弁当」の幕の内って、どういう意味?

お弁当の定番、幕の内弁当。その「幕の内」とは、芝居の幕と幕のあいだの休憩時間のことです。この幕間(まくあい)に客が食べた折詰弁当が、「幕の内弁当」の名のもとになったと伝わります。つまり幕の内弁当は、折詰弁当から生まれた代表選手といえそうです。

折詰弁当に関するよくある質問

折詰弁当と幕の内弁当は何が違いますか?
幕の内弁当は折詰弁当の代表的な一種です。折箱に料理を詰めた弁当が折詰弁当で、その中でも芝居の幕間に食べられたものが幕の内弁当と呼ばれるようになったと伝わります。
「折箱」はどんな素材で作られていますか?
エゾ松や杉、檜、シナの木などの薄い板で作られます。薄い板を折り曲げて作ることが「折箱」という名の由来です。
折詰弁当はどんなときに食べられてきましたか?
芝居見物や行楽、慶弔の席など、人が集まる場のごちそうとして親しまれてきました。今も仕出しや行楽の弁当として受け継がれています。
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