日本橋本石町とは
日本橋本石町とは、東京都中央区にある町名で、読みは「ほんごくちょう」。江戸時代に米や穀物を売る商人が多く住んでいたことに由来する、日本橋でも指折りの難読地名です。日本銀行の本店が置かれた、金融の中枢としても知られています。
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「石町(こくちょう)」から「本石町」へ
中央区の説明によると、昔この地には米やその他の穀物を売る人々が多く住んでいて、「石町(こくちょう)」と呼ばれていました。その後、近くに新石町ができたため、もとからある方を本石町と改めたとされています。
「石」を「こく」と読むのは、米などの量を表す単位「石(こく)」に通じる読み方。穀物を商った町だったことを思うと、なるほどとうなずける名前ではないでしょうか。米から始まった町の記憶が、難しい読みの中にそっと残っています。
本町・室町との違いに注意
本石町(ほんごくちょう)は、隣の本町(ほんちょう)とは読みも町も別物です。すぐ近くには商業の中心として栄えた室町もあり、どれも「日本橋◯◯」と続く独立した町。名前が似ているぶん取り違えやすいので、読みとあわせて区別しておくと安心でしょう。
現在の本石町には日本銀行の本店が建ち、日本の金融政策の拠点となっています。米を商った江戸の町が、今はお金の中枢を担っている。その移り変わりも本石町の見どころです。
Topic江戸の人々に時を告げた「石町の鐘」
江戸の町に時刻を知らせた「時の鐘」は、もともとこの本石町にありました。そのため「石町(こくちょう)の鐘」と呼ばれ、川柳にも詠まれた江戸の名物だったそう。今に伝わる鐘は1711年につくられたもので、現在は近くの十思公園に移されて残り、大晦日にだけ撞かれます。難読の町名と、時を告げた鐘。どちらも江戸の暮らしの名残です。
日本橋本石町に関するよくある質問
- 日本橋本石町にある日本銀行本店はどんな建物ですか?
- 1896年(明治29年)に辰野金吾の設計で建てられた本館が建っています。明治の洋風建築を代表する一つで、国の重要文化財に指定されています。
- 日本銀行本店を上から見ると「円」の字に見えるというのは本当ですか?
- 建物を空から見ると、お金の単位『円』の字に見えると言われています。設計者の遊び心か偶然かは定かではないとされ、街歩きの話のタネになっています。
