日本橋と世田谷区に、同じ名前の「大原稲荷神社」があることをご存知ですか?
どちらも江戸時代には存在していた、歴史ある神社なんです!
今回は、2社の特徴や違いについて調べてみました♪
日本橋や世田谷区で神社めぐりを考えている人は、ぜひ参考にしてください。
日本橋の大原稲荷神社とは
大原稲荷神社が鎮座しているのは、日本橋の兜町です。
10階を超えるマンションとビルに挟まれ、すぐ後ろには首都高が走る大都会の真ん中に、ひっそりと佇んでいます。
創建時期は江戸時代以前と言われていますが、神社のホームページや境内の由緒書が無いため、詳しい歴史はわかりません。
大きなイチョウの木が植えられている境内は、コンパクトながら厳かな雰囲気を醸し出しています。
▼日本橋・大原稲荷神社とイチョウの木
▼日本橋・大原稲荷神社の社殿と賽銭箱
▼日本橋・大原稲荷神社の手水舎
社殿や賽銭箱、手水舎をはじめ、細かいところまでキレイな状態に保たれていました。
大原稲荷神社は、日本橋茅場町に鎮座する日枝神社の兼務社なんだとか。
日枝神社については、【2024年版】日本橋 日枝神社の御朱印やご利益についてまとめましたという記事で紹介しています♪
50年以上前の昭和41年に奉納された銘板には、「第一銀行」や「大和銀行」など、かつて存在した金融機関の名前が多く見られます。
▼日本橋・大原稲荷神社の銘板
「日本のウォール街」や「金融の街」と呼ばれ発展した兜町らしいですね。
また、日本橋の大原稲荷神社は昔から、海運や芸能の神様として崇められてきたようです!
コンパクトな神社ゆえ社務所がなく、お守りや御朱印は受けられません。
日本橋・大原稲荷神社のアクセス情報
日本橋に鎮座する大原稲荷神社の、詳しいアクセス情報について紹介します!
▼住所
〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町11-3
▼周辺地図
駐車場は無いため、近くでコインパーキングを探すか、電車をご利用ください。
電車で訪れる際には、茅場町駅または日本橋駅が便利です。
- 東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町駅」の12番出口から徒歩2分
- 東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋駅」のD1出口またはD2出口から徒歩3分
JR東京駅からも歩いて行ける場所です!
大原稲荷神社の道路を挟んだ向かい側には、警視庁中央警察署があります。
そして3つ隣にある、レトロなレンガ調のビルは、ブルドックソース株式会社の本社です!
▼日本橋の大原稲荷神社・中央警察署・ブルドックソース株式会社の本社
境内の銘板にも、「ブルドックソース」の文字がありましたね。
また、日本橋の大原稲荷神社の近くには、日本橋兜町の人気カフェ3選【ゆっくりランチも】という記事で紹介した3つのカフェもあります。
お参りの前後に、休憩がてら訪れてみてはいかがでしょうか♪
同じ兜町の「平和どぶろく兜町醸造所」は、お酒が好きな人におすすめのお店です!
以前に、どぶろく醸造所が日本橋兜町に!アクセスや魅力について【行くしかない】という記事で紹介しています。
世田谷区の大原稲荷神社とは
世田谷区の大原稲荷神社は、京王線の線路と首都高に挟まれた住宅街の中に鎮座しています。
境内に由緒書はありませんでしたが、江戸時代には存在していたと言われており、昔から土地の守り神として人々を見守ってきたようです。
毎年9月には例大祭がおこなわれ、地元民を中心に多くの人で賑わいます。
▼世田谷区・大原稲荷神社の鳥居と社殿
引用元:4travel.jp
大原稲荷神社に祀られている神様は、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。
「お稲荷様」とも呼ばれる倉稲魂命は、稲の神様。商売繁盛や五穀豊穣の御利益があります。
宮司さんがいるタイミングであれば、御朱印を受けられるようです。
また、大原稲荷神社の最寄り駅は、京王線の「代田橋駅」です。
駅北口の木々が生い茂る線路沿いを1〜2分ほど歩くと、境内の入口が見えてきます。
▼住所
〒156-0041 東京都世田谷区大原2-29-21
▼周辺地図
【まとめ】2つの大原稲荷神社の違い
今回は日本橋の大原稲荷神社と、世田谷区の大原稲荷神社について調べてみました。
鎮座する場所や境内の規模、御朱印の有無など多くの違いはありましたが、そもそも2社は直接的な関係がない異なる神社のようです…!
基本的に「稲荷神社」は、京都の伏見稲荷大社を総本宮としています。
そのため、日本橋・世田谷区どちらの大原稲荷神社も、ルーツは同じである可能性が高いです。
近くを訪れた際には、江戸時代から続く歴史に思いを馳せながら、お参りしてみてください♪
また、日本橋・大原稲荷神社から徒歩5分ほどの場所にある「兜神社」も、筆者おすすめのスポットです!
株式投資の必勝祈願で訪れる人が多く、商売繁盛や縁結び、子授けなどのご利益にも期待できます。
詳しくは、日本橋 兜神社のお守りや御朱印について【神社には平将門が…!?】という記事にまとめています♪
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!