末廣神社は、日本橋エリアで唯一「毘沙門天」という神様が祀られている神社です。
日本橋人形町に鎮座しており、昔から多くの人に信仰されてきました。
末廣神社には多くのご利益があり、とくに勝運や金運を祈願する人が多く訪れているんだとか!
この記事では、末廣神社のご利益やアクセス情報、他の神社との違いについて解説します。
末廣神社のお参りにオススメの日も解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
人形町の末廣神社について
日本橋人形町にある末廣神社は「勝運を授け、災難をよける」と言われています。
正確な創建時期は明らかになっていませんが、安土桃山時代の1596年には鎮座していたことが、古文書に記録されているそうです。
末廣神社の社殿は、1945年の東京大空襲で焼失し、1947年に再建されました。
▼ビルの間にひっそりと佇む末廣神社
江戸時代、人形町の辺りには吉原の遊郭がありました。
賑わう街の中で、末廣神社は多くの人から信仰されていたそうです。
吉原は1657年の大火事を機に、浅草の辺りに移転してしまいます。
しかし末廣神社は、吉原の跡地に住む多くの人々から、土地の守り神として信仰され続けました。
末廣神社の名前は、1675年の社殿修復時に見つかった、古い「中啓(ちゅうけい)」に由来します。
中啓は、扇の種類の1つです。
先が広がっていることから「末広(すえひろ)」とも呼ばれ、それが社名となりました。
末廣神社のご利益やアクセス情報
末廣神社には、勝運・財運向上をはじめとして、以下のような多くのご利益があります。
- 商売繁盛
- 病気平癒
- 無病息災
- 金運向上
- 厄除け
- 開運
ご利益をもたらしてくれる神様は「宇賀之美多麻命(うかのみたまのみこと)」と「毘沙門天(びしゃもんてん)」です。
稲の神様である宇賀之美多麻命は、多くの人から「お稲荷様」と呼ばれています。
毘沙門天については後ほど詳しく紹介しますが、日本橋七福神の一柱です。
日本橋七福神については、日本橋の七福神めぐり|正月以外にめぐるメリットはあるの?という記事で解説しているので、あわせてお読みください!
また末廣神社には、女性とお子さまの守り神である「養母世稲荷(ようぼせいなり)」も祀られています。
【関連記事】女性とお子さまの守り神「養母世稲荷」とは【人形町末廣神社】
多くのご利益がある末廣神社のアクセス情報は、以下のとおりです。
▼末廣神社の周辺地図
住所:東京都中央区日本橋人形町2-25-20
末廣神社の最寄り駅は、東京メトロ日比谷線・都営浅草線の「人形町駅」です。
人形町駅のA3出口から、歩いて2分ほどで末廣神社に到着します。
駐車場は無いため、車の場合は近くの駐車場を探してください。
末廣神社と日本橋エリアにある他の神社との違い
末廣神社と、日本橋エリアにある他の神社との違いは、毘沙門天が祀られている点です。
日本橋エリアでは、毘沙門天が祀られている神社は他にありません!
▼毘沙門天のイメージ
引用:上原美術館
毘沙門天は、もともと「財宝の神様」としてインドで信仰されていました。
現在は「戦の神様」として、勝利をもたらしてくれると言われています。
そんな毘沙門天が祀られている末廣神社は、勝運や金運を向上させたい人にピッタリ。
経営者や投資家も多く訪れているんだとか!
また、末廣神社へのお参りは「寅の日」がオススメです。
毘沙門天の遣いが虎であることから、寅の日にお参りすると、運気が上がるとされています。
「金運招来日」とも呼ばれる寅の日は、お金にまつわる吉日です。
まとめ
人形町にある末廣神社は、400年以上にわたり多くの人から信仰されてきました。
勝運・財運向上などのご利益がある毘沙門天は、日本橋エリアだと末廣神社にしか祀られていません。
吉日である寅の日に、末廣神社を訪れてみてはいかがでしょうか♪
末廣神社の社務所では、御守りや御朱印を受けられます!
また末廣神社の近くにある「小網神社」は、強運厄除けのパワースポットとして有名なので、あわせて行ってみてください。
小網神社のご利益やおすすめのお守り【日本橋小網町のパワースポット】という記事も必見です!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!