山本山とは
山本山とは、東京都中央区日本橋に本社を置く、お茶と海苔の老舗です。元禄三年(1690年)創業の煎茶商として知られ、「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」という回文のキャッチコピーで親しまれてきました。
300年以上続く、日本橋のお茶屋さん
始まりは元禄三年(1690年)。初代山本嘉兵衛が日本橋に店を開き、煎茶や紙を商ったのが起こりとされています。公式には日本でいちばん古い煎茶の商人を名乗り、300年以上にわたって暖簾を受け継いできました。公式の年表は、天保6年(1835年)に六代目の山本嘉兵衛が、宇治の小倉で高級茶の玉露を発明したとも記しています。
今でこそ海苔のイメージが強いかもしれませんが、本業はもともとお茶でした。海苔を扱うようになったのは昭和二十二年(1947年)から。お茶と海苔という二本柱は、長い歴史の中で後から組み合わさったものです。
名前は似ているが、山本海苔店とは別の店
日本橋には「山本海苔店」という海苔の老舗もあり、名前が似ているのでよく混同されます。けれど山本山と山本海苔店は、別の会社です。山本山は元禄三年(1690年)創業のお茶屋を出発点とし、山本海苔店は嘉永二年(1849年)創業の海苔の専門店。創業した時代も、もともとの商いも違います。
日本橋で味わう、お茶と海苔
日本橋で立ち寄れるのは、日本橋髙島屋三井ビルディング1階の「ふじヱ茶房」。公式の年表によると2018年、中央通りに面した山本山創業の地に開いた店で、銘茶や海苔を選べるほか、喫茶でお茶と食事を味わえます。入口は髙島屋S.C.の館内ではなく、通りに面した路面側です(2026年9月時点・公式サイトで確認)。手みやげに上等な海苔や玉露を選ぶ人も多いお店。日本橋を歩くなら、江戸から続くお茶と海苔の味に触れてみてはいかがでしょうか。商品や営業の最新情報は公式サイトで確かめておくと安心です。
日本橋トピック♪永谷園のご先祖がつくった煎茶に「天下一」
山本山の公式の歴史によると、元文3年(1738年)、山城国宇治田原郷湯屋谷(今の京都府宇治田原町)の永谷宗七郎が「青製」の煎茶づくりに成功し、その上品な味を認めた山本嘉兵衛が「天下一」の名を付けて売り出しました。この人物は永谷宗円の名で知られ、今の永谷園の創業者の先祖にあたります。明治期の『茶業通鑑』にも、宗円の煎茶を最初に販売したのが山本嘉兵衛の店だったと記されているそうです。日本橋の老舗が「元祖煎茶商」を名乗る背景には、この出会いがありました。
山本山に関するよくある質問
- 「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」とはどういう意味ですか?
- 社名の「山本山」が、上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる回文だという遊びです。テレビCMのフレーズとして広く知られ、お茶と海苔の老舗として親しまれてきました。
- 山本山で手みやげを選ぶなら、何がありますか?
- 上等な海苔のほか、玉露や煎茶といったお茶もそろっています。日本橋の本店や百貨店などで購入でき、贈り物にも向きます。
- 山本山は今も日本橋で営業していますか?
- 現在も中央区日本橋に本社と店舗があり、お茶や海苔を販売しています(2026年6月時点・公式サイト確認)。喫茶を併設している店舗もあります。

