コンテンツへスキップ
用語 神社仏閣

薬祖神社とは

薬祖神社とは、東京都中央区日本橋室町福徳の森に鎮座し、医薬の祖神とされる大己貴命と少彦名命をまつる神社です。日本橋の薬業界が大切に受け継いできた信仰のよりどころでもあります。

医薬の祖神をまつる日本橋の社

祭神は大己貴命(おおなむじのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の二柱。二柱は国土経営に力を尽くし、薬の術や医道を教えたと古事記や日本書紀などに伝えられています。東京薬事協会によれば、古くから日本橋本町の薬業界が崇敬してきた神々。

1908年、東京薬種貿易商同業組合が上野の五條天神社から薬祖神の御霊を迎え、大祭を始めました。信仰の場が形になったのは1929年で、事務所建物の屋上に造営された初代の薬祖神社です。

屋上から福徳の森へ遷座

1983年には昭和薬貿ビル屋上に二代目の社殿が造営され、2016年9月28日には福徳の森の現在地へ三代目の社殿が遷座しました。ビルの屋上にあった社が地上へ移り、街歩きでも立ち寄れる身近な場所になったといえるでしょう。

現在地は、江戸時代に和薬種の真偽や品質を検査した和薬種改会所が置かれた旧伊勢町の一角。北側には薬種問屋が並ぶ本町三丁目が隣接していました。製薬の街として歩んだ日本橋の歴史を今に伝える場所でもあります。

日本橋トピック♪玉垣に製薬会社の名前が並ぶ

境内を囲む石造りの玉垣には、寄進した製薬会社の名前がずらり。社名をたどると、日本橋の薬業界がこの社を支えてきたつながりを目で確かめられます。

薬祖神社に関するよくある質問

薬祖神社にはどのようなご利益があるとされていますか?
東京薬事協会の公式案内では、無病息災、健康長寿、病気平癒のご利益が掲げられています。信仰上の由緒として紹介されるものです。
薬祖神社と福徳神社は同じ神社ですか?
同じ神社ではありません。どちらも福徳の森周辺にありますが、薬祖神社は大己貴命と少彦名命をまつり、日本橋の薬業界が受け継いできた神社です。

薬祖神社に関連する記事