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伊勢町とは

伊勢町とは、江戸時代の日本橋にあった旧町名で、薬の品質を検める和薬種改会所が置かれていたことで知られます。中央区の文化財紹介によると、その一角は現在の日本橋室町二丁目4番・三丁目3番から日本橋本町二・三丁目あたりにあたり、すぐ北には薬種問屋が軒を連ねる本町三丁目が広がっていました。

「薬の町」と重なる旧町名

和薬種改会所とは、国産の薬の原料を検めるために幕府が置いた役所のこと。中央区の東京薬事協会所蔵文書の紹介によると、伊勢町には享保7年(1722年)から元文3年(1738年)にかけてこの会所が置かれていました。いまの地図に伊勢町という町名は残っていません。それでも日本橋室町・本町の一角として、薬種にまつわる信仰や記録のなかに名前が生きています。

日本橋トピック♪薬の神様がまつられた一角

中央区の説明では、薬の神様をまつる薬祖神社の場所が、かつて和薬種改会所のあった伊勢町の一角にあたるとされます。薬を検める役所と、薬の神様への信仰が同じ場所で重なっていたわけです。薬種問屋街とすぐ隣り合う、いかにも伊勢町らしい一角といえるでしょう。現在の町名だけでは見えにくい「薬の町」の記憶が、ここに残ります。

伊勢町に関するよくある質問

伊勢町は現行の住所名ですか?
いいえ。現在の住所として使う町名ではなく、いまの日本橋室町・本町の一角にあたる江戸時代の旧町名です。
伊勢町の読み方は?
読みは「いせちょう」です。日本橋の旧町名を読むときは、現在の住所表示とは分けて覚えると混乱しにくくなります。