日本橋日枝神社(摂社)とは
日本橋日枝神社(摂社)とは、東京都中央区日本橋茅場町に鎮座する神社で、千代田区永田町にある日枝神社(通称・赤坂の日枝神社)の境外摂社にあたります。古くから山王御旅所と呼ばれ、2年に一度の山王祭では本社と当社のあいだを神輿が行き来してきました。茅場町のビル街に、ふっと現れる静かなお社です。
正式名称:日本橋日枝神社(公式サイトでの表記)
通称・別名:山王御旅所、摂社日枝神社
本社:日枝神社(千代田区永田町・通称 赤坂の日枝神社)
目次
「摂社」とは?本社は永田町の日枝神社
名前にある摂社(せっしゃ)とは、本社と特別なゆかりのあるお社のこと。この神社の本社は、永田町の日枝神社です。同じ日枝神社でも、永田町の本社と茅場町のこの摂社は別の場所にある、と覚えておくと取り違えずに済みます。本社は江戸城の鎮守として将軍家にも敬われた大きな社で、こちらはその日本橋側の拠点にあたるわけです。
山王祭と「御旅所」のつながり
この社が日本橋の街歩きで面白いのは、山王祭との関わりでしょう。山王祭の華やかな行列(神幸祭)が出るのは西暦の偶数年の本祭りのとき。その年には、本社のある永田町と日本橋のこの御旅所のあいだを、神輿や山車が巡幸してきました。
御旅所(おたびしょ)とは、祭りのときに神様が立ち寄って休む場所のこと。日本橋エリアが山王祭の舞台に加わる、その結び目がこのお社なのです。
Topic茅場町の御旅所は、もとは舟で神様を迎えていた?
日本橋日枝神社が御旅所になった起こりは、徳川家康が江戸に入った天正18年(1590年)にさかのぼると伝えられます。家康が日枝の神を厚く敬って以来、御旅所のあった八丁堀あたりの祓所(はらいしょ)まで、神輿を舟に乗せて渡御した(堀や川を舟で渡った)ことに始まるとされています。今は陸路を巡りますが、堀の街・日本橋らしい水辺の信仰の名残といえるでしょう。
関連用語
日本橋日枝神社(摂社)に関するよくある質問
- 日本橋日枝神社の最寄り駅・場所はどこですか?
- 東京メトロ茅場町駅の近く、中央区日本橋茅場町に鎮座します。東京証券取引所のある兜町に近い、ビル街のなかの静かなお社です。
- 日本橋日枝神社で御朱印や御祈祷は受けられますか?
- 受けられます。現在も活動しているお社で、御祈祷や朱印の授与、結婚式なども行われています。
- 神田祭の神輿も日本橋日枝神社に来ますか?
- いいえ。当社が巡幸に関わるのは山王祭です。神田祭は神田明神の祭で社が異なります。山王祭は西暦偶数年、神田祭は奇数年が本祭にあたります。
