旧十思小学校とは
旧十思小学校とは、日本橋小伝馬町で1877年に開校し、1990年まで地域の児童を受け入れた区立小学校です。読みは「きゅうじっししょうがっこう」。1928年に建てられた校舎は、現在、複合施設「十思スクエア」の本館として使われています。
正式名称:中央区立十思小学校(閉校時。現校舎は十思スクエア本館)
復興小学校の校舎が複合施設になった
閉校した学校の校舎が、なぜ今も使われているのでしょうか。現在の校舎は昭和3年(1928年)築です。関東大震災後に整備された復興小学校の一つで、隣の十思公園は復興小公園として造られたものです。学校と公園を近接させ、学びの場だけでなく防災や地域交流にも役立てる発想が込められています。中央区立十思小学校は1990年4月1日、東華小学校との統合で閉校し、中央区立日本橋小学校へ引き継がれました。閉校後も、日本橋小学校が新校舎を建てるあいだの仮校舎となり、1990年8月から1994年3月まで子どもたちが通いました。校舎は取り壊されず、十思スクエア本館として、高齢者相談窓口や保育園などに使われています。
日本橋トピック♪校舎は東京都の「選定歴史的建造物」
東京都は2004年度(平成16年度)、この校舎を「東京都選定歴史的建造物」に選んでいます。設計したのは東京市土木局建築課。都の紹介では、角地を生かした正面玄関は曲線で構成され、1階と3階にはアーチ型の意匠が用いられています。学校でなくなった今も外観に残るのは、震災後の復興小学校らしい丸みのある表情です。前を通るときは、角の玄関の曲線と窓まわりのアーチに目を向けてみてください。
旧十思小学校に関するよくある質問
- 旧十思小学校と十思スクエア別館は同じ建物ですか?
- 同じ建物ではありません。中央区の行政評価資料は、旧十思小学校の校舎を十思スクエア本館と説明しています。別館は本館と分けて扱われる施設です。
- 旧十思小学校は伝馬町牢屋敷の建物を使った学校ですか?
- 牢屋敷の建物を転用した学校ではありません。校舎は1928年築です。ただし、校地を含む一帯は伝馬町牢屋敷跡のおおよその範囲に重なります。

