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用語 街・地名

岩代町とは

岩代町とは、江戸時代の日本橋にあり、現在の日本橋堀留町一丁目付近にあたる旧町名です。読みは「いわしろちょう」。芝居小屋の裏手という、当時の日本橋らしい立地を伝える町でした。

芝居小屋の裏にあった町

平凡社の地名事典によると、岩代町は葺屋町堺町の芝居小屋の裏に位置し、元禄6年(1693)の地図にも町名が見えます。周辺には芝居茶屋が多く、「楽屋新道」と呼ばれていました。

関東大震災後の区画整理では堀留町に組み込まれ、現在の町名は日本橋堀留町となりました。岩代町という名は消えても、日本橋の芝居町を支えた裏通りの記憶を伝える地名といえるでしょう。

日本橋トピック♪「楽屋新道」の名は浅草へ移った?

国語辞典では、天保13年(1842)までは中村座市村座の裏にあたる岩代町を「楽屋新道」と呼び、両座が浅草へ移った後は猿若町一丁目を指したと説明されています。劇場とともに通称も移ったことが分かる、面白い例。

岩代町に関するよくある質問

日本橋の岩代町は福島県にあった岩代町と同じですか?
同じではありません。このページの岩代町は、日本橋堀留町一丁目付近にあった江戸の旧町名で、読みも「いわしろちょう」です。
楽屋新道は正式な町名ですか?
正式な町名ではなく、岩代町周辺の通称です。劇場が浅草へ移転した後は、猿若町で同じ通称が使われました。