春の名橋「日本橋」まつりとは
春の名橋「日本橋」まつりとは、東京都中央区の日本橋(橋)の誕生日を祝って毎年春に開かれる、名橋「日本橋」保存会主催の催しです。橋のたもとでは老舗や地元団体が名産品を並べ、普段は車が行き交う橋の上を通行止めにして開放します。日本橋の真ん中に埋め込まれた「日本国道路元標」に近づける、年に一度の貴重な一日。
いつ開かれる祭りなのか
開催日は、現在の石造りの日本橋が完成した4月3日に最も近い日曜日。今の日本橋は1911年(明治44年)4月3日に開通した石の橋で、この「橋の誕生日」を祝うのが祭りの趣旨です。時間は例年10時から15時ごろまでで、小雨でも実施されてきました。日曜日が4月3日に近いかどうかで日付は年ごとに前後するため、その年の正確な開催日は主催や中央区観光協会の最新の告知で確かめてください。
第1回は1997年(平成9年)に開かれ、毎年1回ずつ回を重ねてきました。橋を清掃する夏の名橋「日本橋」橋洗いと同じ名橋「日本橋」保存会が主催しますが、こちらは橋を「祝う」春の催しという点で趣旨が違います。
よく似た他の催しとの違い
日本橋には季節ごとに名前の似た催しがあり、取り違えやすいので整理しておきます。春のこの祭りに対して、夏(7月の第4日曜ごろ)の橋洗いは橋をブラシで磨く清掃行事です。秋に中央通りで行われる日本橋・京橋まつり(大江戸活粋パレード)は、踊りや行列が街を進むパレードで、主催も会場も別になります。
そもそも「日本橋」という言葉自体が、橋そのもの・日本橋という地名・複数路線が乗り入れる日本橋駅の三つを指します。春のこの祭りが祝うのは橋そのものの誕生日です。ちなみに大阪にも「日本橋(にっぽんばし)」がありますが、こちらは東京都中央区の日本橋(にほんばし)で別の場所になります。
当日の見どころ
当日の橋上には、ジャパン・クラシック・オートモービル実行委員会によるクラシックカー約30台がずらりと並びます。橋詰では日本橋の老舗や各団体が名産品を販売。年によっては石川県能登地方の郷土芸能の実演や、首都高の地下化事業を紹介するブースなど、その年ならではの企画も加わります。
会場は日本橋の橋上と橋詰。最寄りは三越前駅(徒歩約1分)で、日本橋駅からも歩いて行けます。橋の上を自分の足で歩ける機会はそう多くありません。クラシックカーを眺めながら、橋の欄干に立つ麒麟像や獅子像をまぢかで見上げてみるのもおすすめでしょう。
Topic「日本の道路の起点」に触れられるのは、年に一度?
日本橋の路面の中央には、「日本国道路元標」と呼ばれる金属のプレートが埋め込まれています。これは全国の主要道路がここから始まることを示す、いわば「日本の道の0キロ地点」です。江戸時代に五街道の起点だった日本橋の役割を、今に伝える印といえます。ところが普段はそこが車道のため、近づいて触れることはできません。橋の上を通行止めにする春の名橋「日本橋」まつりは、その「道の起点」に自分の足で立ち、間近で見られる数少ない一日になっています。
春の名橋「日本橋」まつりに関するよくある質問
- 毎年同じ内容ですか、出かける前に何を確認すべきですか?
- クラシックカー展示や名産品販売は定番ですが、郷土芸能の実演や地下化事業のPRなど特別企画は年ごとに変わります。開催日も毎年動くため、出かける前に主催や中央区観光協会の最新告知を確認すると安心です。
- 見物にお金はかかりますか、誰でも行けますか?
- 橋上や橋詰を歩いて見物するだけなら、特別な申し込みは不要で誰でも訪れられます。名産品やカフェなど一部の購入には費用がかかります(内容は年により変動)。
- 日本国道路元標には、まつりの日でなくても触れられますか?
- 普段は橋の中央の車道に埋め込まれているため近づけません。橋上を通行止めにする春のまつりの日が、実際に立って間近で見られる数少ない機会とされています。
- この日本橋は大阪の日本橋とは違いますか?
- 違います。このまつりの舞台は東京都中央区の日本橋(にほんばし)で、国の重要文化財に指定された橋そのものです。大阪市の日本橋(にっぽんばし)とは別の場所です。
