ハリオグラスビルとは
ハリオグラスビルとは、日本橋富沢町にある昭和初期の銀行建築で、昭和7年(1932年)に川崎貯蓄銀行富沢町支店として建てられた国登録有形文化財です。現在は耐熱ガラス製品を扱うHARIO株式会社の本社所在地となっています。
銀行支店から受け継がれた建物
建物は鉄筋コンクリート造で、地下1階・地上3階建て。中央区の解説では、当初は地上2階建てで、のちに3階部分が増築されたとされています。昭和12年(1937年)からは常陽銀行が使用し、平成10年(1998年)の支店閉鎖後、平成12年(2000年)から現在の用途へ移りました。
角地を生かした古典的な外観
間口約10メートル、奥行き約30メートルの細長い建物で、北西角を斜めに切り取った位置に玄関があります。北と西の壁面には溝を彫ったコリント式の柱を並べ、玄関のある北西角にはイオニア式とドリス式を取り入れた柱頭を置きました。街角から入口へ視線を導く、銀行建築らしい構成といえるでしょう。
用途を変えながら建物が使い続けられてきたことも、この文化財の大切な点でしょう。昭和初期の銀行支店の姿に、現在の企業活動が重なっています。
日本橋トピック♪二つの公式資料で設計者表記に違い
中央区は設計者を矢部又吉と紹介する一方、文化庁の国指定文化財等データベースは川崎貯蓄銀行建築課の設計、竹中工務店の施工と記録しています。資料間で表記が異なるため、設計者を調べる際は、どの公式記録に基づく情報かを確かめることが欠かせません。
ハリオグラスビルに関するよくある質問
- ハリオグラスビルが文化財に登録されたのはいつですか?
- 平成15年(2003年)7月1日に、国の登録有形文化財となりました。
- ハリオグラスビルの内部は見学できますか?
- 現在の一般公開や見学の可否は、公的資料では確認できませんでした。訪問前にHARIO株式会社の公式案内を確認してください。

