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金吹所とは

金吹所とは、江戸の金座で、地金から小判などの金貨を鋳造する実作業を担った作業所です。読みは「ふきどころ」。貨幣博物館の解説では「吹所」とも記され、金座の製造部門にあたります。

金座人役所とは工程が違う

金座人役所との違いは、どこにあったのでしょうか。金座の中では、金座人役所が地金を造り、金吹所がその地金から貨幣を鋳造しました。全体をまとめる金座役所とも役割は別でした。中央区によると、元禄11年(1698年)には本郷の吹所が廃止され、日本橋本石町の金座役所へ合併されています。金座は明治2年(1869年)に廃止され、跡地一帯は日本銀行本店の敷地です。関連名をたどるなら、道路愛称の金座通りや旧町名の金吹町も手掛かりになるでしょう。

日本橋トピック♪初期の金座には専用工場がなかった

貨幣博物館によると、元禄改鋳以前の「手前吹」では専用の製造所を設けず、小判師が自宅で原判金を造っていました。後藤庄三郎家へ集めて検定と極印を行う分散型から、江戸中心の集中生産へ移った流れが見えてくるでしょう。

金吹所に関するよくある質問

金吹所の姿を伝える資料は残っていますか?
貨幣博物館の古文書目録には、金座吹所の細工所や役人の長屋地を描いた安政2年(1855年)の絵図が収録されています。
「金吹所」と「吹所」は別の施設ですか?
中央区は「金吹所」、貨幣博物館の展示解説は「吹所」と記しています。江戸の金座で地金から貨幣を鋳造した部門を指す表記です。

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