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用語 街・地名

金吹町とは

金吹町とは、江戸時代の日本橋にあり、現行の日本橋本石町三丁目と日本橋室町三丁目付近にあたる旧町名です。読みは「かねふきちょう」。幕府の金貨鋳造を担った金座と深く結びつく町でした。

小判づくりの仕事が刻まれた町

「金吹」は、金座にあった吹立所、つまり金属を溶かして金貨の材料を整える場所を指します。平凡社の地名事典によると、この町には金座を取り仕切った後藤庄三郎の配下で、小判をつくる小判師たちが住んでいました。

金座は1869年(明治2年)に廃止され、その土地には日本銀行本店が置かれています。金吹町も関東大震災後の区画整理で本石町と室町へ組み込まれ、現行の住所でその名を見ることはありません

日本橋トピック♪「吹く」は金属を溶かす仕事の言葉

金吹町の「吹く」は、風を送って金属を熱し、溶かす作業に結びつく言葉です。古い江戸図には「ふきや町」という記録も。町名を読むだけで、かつて小判づくりの火と風を扱った仕事が浮かび上がってくるでしょう。

金吹町に関するよくある質問

金吹町は「きんぶきちょう」と読むのですか?
日本橋の旧町名は「かねふきちょう」と読みます。中央区立図書館の町名変遷資料と平凡社系の地名データで確認できます。
金吹町と金座は同じものですか?
同じものではありません。金座は幕府の金貨鋳造組織、金吹町はその吹立所や小判師の仕事に結びつく周辺の町名です。