本町通りとは
本町通りとは、日本橋本町・本石町のあたりを東西に走る通りで、江戸時代の日光街道・奥州街道(本町筋)の一部にあたる道です。中央区が定めた愛称道路のひとつで、「くすりの街」として知られる日本橋本町を貫いています。
日光街道へつながった「本町筋」
本町通りが通る道筋は、太田道灌の時代から常盤橋門を出て浅草を経て、日光・奥州へ向かう重要な街道でした。江戸では「本町筋」と呼ばれ、今でいう国道のような幹線として、人や荷物が行き交う江戸を代表する通りだったのです。
「本町通り」という愛称が正式に付いたのは平成31年(2019年)度のこと。歴史ある道の名を今に伝えるために、中央区が定めたものです。本石町から本町にかけての約550mが、この愛称の区間にあたります。
「大伝馬本町通り」との違い
名前がよく似た通りに、東へ続く大伝馬本町通りがあります。どちらも江戸の本町筋=旧日光・奥州街道の一部で、もとは一本につながった同じ街道の、区間ごとの呼び名と考えるとわかりやすいでしょう。本町通りが本石町・本町側、大伝馬本町通りが大伝馬町側を受け持っています。
日本橋トピック♪大手製薬会社の原点は、この通りにあった
本町通り沿いの日本橋本町には、今も製薬や医薬の会社が数多く集まっています。江戸時代、幕府は薬を扱う薬種商をこのあたりに住まわせ、全国の薬がここで取引されました。通りには「本町薬種問屋発祥の地」の碑が立ち、日本を代表する製薬会社の多くが、この町の薬種問屋を源流に育ったとされています。何気なく通り過ぎるビル街が、実は日本の薬の歴史のはじまりの場所なのですね。
関連用語
本町通りに関するよくある質問
- 本町通りはなぜ「くすりの街」と呼ばれるのですか?
- 江戸時代に幕府が薬を扱う薬種商をこのあたりに集めたことから、薬の取引の中心地になりました。その流れをくむ製薬会社が今も日本橋本町に多く集まっています。
- 本町通りの「本町」はどう読みますか?
- 「ほんちょう」と読みます。日本橋本町(にほんばしほんちょう)を通ることにちなんだ通りの名です。
