三井記念美術館とは

三井記念美術館とは、東京都中央区日本橋室町にある三井家伝来の美術品を公開する美術館です。江戸時代から続く三井家が集めた茶道具や絵画を中心に、約4,000点を所蔵します。重要文化財に指定された建物「三井本館」の7階にあり、三越前駅から地下でつながる、街なかの美術館です。

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三井家の宝を、街の真ん中で

三井記念美術館が開いたのは2005年(平成17年)のこと。それまで三井家の美術品を保管していた施設から、日本橋の三井本館へと移り、誰もが見られる美術館として生まれ変わりました。収蔵品には国宝6点・重要文化財75点が含まれ、茶道具のほか、絵画や書、刀剣、能面など幅広く並びます。

特に知られているのが、円山応挙が描いた国宝「雪松図屏風」と、志野焼の茶碗の国宝「卯花墻」。どちらも教科書で見たことのある人がいるかもしれません。日本橋という商いの街が育てた、美の蓄えがここにあります。

「三井本館」とは別もの?わかりにくい関係

少しまぎらわしいのが、美術館と三井本館の関係です。三井本館は1929年(昭和4年)に完成した重厚な石造りの建物で、それ自体が国の重要文化財に指定されています。三井記念美術館は、その三井本館という建物の7階に入っている施設。「三井本館」が器(建物)、「三井記念美術館」が中身、と考えるとわかりやすいでしょう。建物の見学を目当てに訪れる人もいます。

もうひとつ気をつけたいのが、ここは展示がいつも同じわけではないという点。企画展ごとに会期があり、展示作品が入れ替わります。お目当ての作品があるときは、その作品が出ている期間かを確かめてから出かけると安心です。

Topic国宝「雪松図屏風」はお正月に会える?

三井記念美術館の国宝「雪松図屏風」は、毎年お正月の時期に公開されるのが恒例になっています。江戸時代の絵師、円山応挙が三井家のために描いた屏風で、雪をかぶった松を墨と金だけで表した、新年にふさわしい一作。年末年始に日本橋を歩くなら、本物の国宝を見られる数少ない機会です。会期は年によって変わるので、訪れる前に公式サイトで確認してみてください。

三井記念美術館に関するよくある質問

志野茶碗「卯花墻」はどれくらい貴重なのですか?
日本で焼かれた茶碗で国宝に指定されているのは2碗だけで、卯花墻はそのうちの1つです。もう1つは本阿弥光悦の白楽茶碗「不二山」とされ、やきものの世界でも特別な存在です。
三井記念美術館へはどう行けばよいですか?
東京メトロ銀座線・半蔵門線の三越前駅から地下通路でつながっています。日本橋三越本店やコレド室町も近く、街歩きのついでに立ち寄りやすい場所です。
三井記念美術館の所蔵品はなぜ茶道具が多いのですか?
京都や江戸で大きな商いを営んだ三井家が、代々茶道具を中心に美術品を集めてきたためです。その蓄えが美術館の収蔵品の核になっています。

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