【昔と今の違いも】日本橋の歴史を江戸日本橋からまとめてみました。

昔の日本橋

日本橋は、江戸時代から多くの人で賑わってきた町です。
江戸時代から続く歴史を感じられるスポットも数多くあります!

今回は、日本橋の歴史として、江戸時代の日本橋についてまとめてみました。

昔と今の違いも調べたので、日本橋を訪れる際には、ぜひお読みください♪

目次

日本橋という地域について

東京都中央区の日本橋という地域は、さまざまな顔を持つ街です。
老舗の百貨店から神社、最新の商業施設まで、幅広い観光スポットがあります!

当サイト「とーんと ♡ 日本橋」のトップページにもあるように、日本橋は大きく4つのエリアに分けられます。
各エリアの特徴について簡単にまとめると、以下のようなイメージです。

【日本橋・室町エリア】大手企業の本社が多く、大きなオフィスビルが建ち並んでいる

【横山町・馬喰町・東日本橋エリア】ギャラリーが多く、クリエイティブな顔を持つ

【人形町・浜町エリア】芝居や舞台などの芸事が盛んで、下町情緒を感じさせる

【兜町・茅場町エリア】金融機関や証券会社が多く「日本のウォール街」とも呼ばれる

また日本橋には、頭に「日本橋」が付く町名が多く見られます!
たとえば「日本橋人形町」や「日本橋室町」、「日本橋馬喰町」など。
これは明治時代の1878年に誕生した「日本橋区」に由来しています。

日本橋区は、1947年に「京橋区」と合併され、現在の中央区となりました。
京橋区と合併される際に、日本橋の名を残したいと考えた人々が、日本橋区だった場所の町名に日本橋を付けたそうです。

人々の日本橋に対する愛や誇りを感じますね!

そして「中央区日本橋◯丁目」のように、日本橋のあとに町名が付かない地名もあるんです。
この地名は、日本橋川にかけられた橋の「日本橋」周辺にあたります。

▼日本橋川にかかる今の「日本橋」

今の日本橋

「日本橋」は町のシンボルであったため、橋の名前がそのまま地名になったそうです!

江戸日本橋からの日本橋の歴史

江戸時代の日本橋は、江戸幕府の城下町・江戸の中心として栄えていました。

町のシンボルである「日本橋」が日本橋川にかけられたのは、江戸幕府が開かれた1603年のことです。
江戸城と海を繋ぐ日本橋川は、舟で荷物を運ぶための水路として、大いに役立っていました。

海が近く、水路も整備されている日本橋には、全国から魚介類が集まります。
魚介類は将軍や大名に献上しますが、残りを町の人々に売るようになったそうです。

そして日本橋は、活気のある魚市場としても発展していきました。

江戸時代に整備された五街道は、すべて日本橋が出発点となっています。
そのため日本橋には、水路だけでなく陸路からも、全国の人・もの・文化が集まるようになりました。
関連記事】:五街道が日本橋起点となっている理由はなぜか【簡単にわかりやすく】

多くの商人が日本橋に集まったことで、大きな繁華街も形成され、賑わいを見せていたそうです。
日本橋には、江戸時代から現在まで続く老舗も数多くあります。

また日本橋は「金融の町」としても栄えていました。
江戸幕府から金貨の製造を請け負っていた「金座」があったためです。
また、お土産や見どころ満載な貨幣博物館もあります。

さらに日本橋には、歌舞伎人形浄瑠璃などが盛んにおこなわれる「芸事の町」としての顔もありました。
今でも、日本橋には「明治座」や「日本橋公会堂」などの劇場があり、芸事の歴史が続いていることがわかります!

日本橋の昔と今の違い

日本橋は、江戸時代から現在まで、日本の中心地であることに変わりはありません。
しかし時代と共に変化した点もあります。

日本橋の昔と今の違いについて、さまざまな面から紹介していきます!

商売
呉服店である「越後屋」は、江戸時代の日本橋で大きな売上を上げていました。
1683年には、両替店もあわせて営むようになります。

長い年月を経て、越後屋は百貨店の「三越」になり、両替店は「三井住友銀行」になりました。

▼三井住友銀行(手前)と三越(奥)

日本橋三越・三井住友銀行

魚市場
江戸時代に栄えた日本橋の魚市場(魚河岸)は、1923年の関東大震災をきっかけに築地に移りました。
しかし今の日本橋には、江戸時代から続く老舗があり、魚市場の名残を感じることができます。

代表的な老舗は、寿司屋として創業した割烹料理店「日本橋 とよだ」や、鰹節専門店の「にんべん」です。

▼日本橋室町には、魚市場の石碑もあります!

日本橋室町・魚市場の石碑

日本橋川にかかる「日本橋」
日本橋」は、大火によって焼失と再建を何度も繰り返してきました。
昔は木造であったため、燃えやすかったのです。

今の「日本橋」は、明治時代の1911年にかけられたもので、木ではなく石で造られています。
1999年に国の重要文化財に指定されました。

交通
昔の日本橋は、日本橋川をはじめとする水路と、五街道の陸路によって人やものが行き交っていました。

今の日本橋の交通は、都営地下鉄・東京メトロの地下鉄と、首都高速道路がメインです。
技術の発展が目覚ましいですね!

金融
江戸時代の日本橋で金貨を造っていた「金座」は、今は「日本銀行」になっています。
今の日本橋には「東京証券取引所」や多くの銀行もあり、形を変えながら金融の町としての顔を持ち続けているのです。

▼日本銀行

日本橋・日本銀行

まとめ

江戸時代の日本橋は、商売・金融・芸事など、さまざまな面で江戸の中心として栄えていました。
今でもその名残を残しつつ、日本の中心地として進化し続けています!

日本橋を訪れる際には、歴史を感じながら歩いてみてください♪

また日本橋には、歴史をダイレクトに感じられる神社も数多くあります。
なかでも「小網神社」は、パワースポットとして人気が高いのでおすすめです!

小網神社について書いた、小網神社のご利益やおすすめのお守り【日本橋小網町のパワースポット】という記事も必見です。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

山本と申します。美味しいもの巡りやパワースポットに興味があります♪
日本橋の魅力を精一杯伝えていきたいと思いますので宜しくお願いいたします。

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