用語 街・地名

八重洲とは

八重洲とは、東京駅八重洲口側の印象が強い一方で、中央区の日本橋地域にも関わる町名・エリア名です。日本橋から東京駅方面へ歩くとき、橋の町と駅前の町をつなぐ名前として押さえると分かりやすいでしょう。

「やよす河岸」から八重洲へ

中央区公式の町名由来では、八重洲は慶長期(1596〜1614年ごろ)にオランダ人通訳が内堀沿いに邸地を拝領したことに関わる地名とされています。このあたり一帯が「やよす河岸」と呼ばれ、後に八重洲町となりました。

その後、昭和29年(1954年)に町名としての八重洲になったと説明されています。つまり八重洲は、外来の人名がそのまま残ったというより、呼び名が少しずつ変わりながら町名に定着した地名と見るとつかみやすい語です。

東京駅側だけでなく、日本橋側からも読む

八重洲というと東京駅の出口名を思い浮かべる人が多いかもしれません。ただ、中央区の今昔写真では、日本橋3丁目交差点から東京駅八重洲口方面を見た景色も取り上げられています。日本橋と八重洲は、街歩きの感覚ではかなり近い距離にあるのです。

日本橋、八重洲通り、東京駅を一続きに見ると、江戸の街道起点だった日本橋と、鉄道の玄関口になった東京駅が重なって見えてきます。八重洲は「駅前」だけで終わらない地名です。

日本橋トピック♪人名が、河岸名を経て町名になった

八重洲の面白さは、外国人通訳に由来する呼び名が、やよす河岸、八重洲町、八重洲という地名へ変わっていく点にあります。人の名が、水辺の呼び名を通って町の名になる。日本橋周辺の地名には、こうした音の変化や町の記憶がひそんでいます。

八重洲に関するよくある質問

八重洲は東京駅の出口名だけを指しますか?
出口名だけではありません。中央区の町名由来でも八重洲は扱われており、日本橋側の街歩きでも意識したい地名です。
日本橋散策で八重洲を意識する場面は?
日本橋から東京駅方面へ歩くときに役立ちます。橋や老舗の街から駅前へ景色が切り替わる場所として見ると、距離感をつかみやすくなります。

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