常盤稲荷神社とは
常盤稲荷神社とは、東京都中央区の日本橋本町に鎮座する稲荷神社です。社伝では室町時代、太田道灌(おおたどうかん)が江戸城を築いたときに京都の伏見稲荷から勧請したと伝えられ、江戸でも指折りの古い稲荷社とされています。すぐ近くを通る常盤橋(ときわばし)の名は、この社にちなんで名づけられたとも言われています。オフィス街の一角にありながら、江戸のはじまりにつながる物語を秘めた小さなお社。
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江戸城の守りにまつられた稲荷
社伝によると、長禄元年(1457年)、太田道灌が江戸城を築いた際、京都の伏見稲荷大神の御分霊を迎えて「常盤稲荷」と名づけ、城の守護神としてまつったといいます。徳川家康が江戸に入って城を広げる工事を進めると、社は今の常盤橋のあたりへ移されました。
やがて日本橋の魚河岸(魚市場)のなかへ遷り、市場の守り神として商人たちの信仰を集めたと伝わります。魚河岸そのものは1935年に築地へ移りましたが、常盤稲荷はその後も日本橋本町の地に残りました。市場のにぎわいを見守りつづけた、商人の町の古社。
Topic常盤橋の名は、この稲荷社にちなんでつけられた?
橋と神社、名づけられたのはどちらが先だと思いますか。橋の名が地名や社のもとになる例はよくありますが、常盤橋はその逆だと伝えられています。社伝によれば、もとは「大橋」と呼ばれていた橋が、常盤稲荷が近くに移ってきてから、その社名をとって「常盤橋」に改められたとのこと。お社の名前が、橋の名、そして町の名へと広がっていったというわけです。
関連用語
常盤稲荷神社に関するよくある質問
- 常盤稲荷神社にはどんな神様がまつられていますか?
- 主祭神は稲や食物をつかさどる倉稲魂命です。あわせて、水の神である罔象女神(みずはのめのかみ)が相殿にまつられています。
- 「常盤(ときわ)」にはどんな意味がありますか?
- 常緑樹のように、いつまでも変わらず栄えるさまを表す縁起のよい言葉とされています。永遠や不変への願いがこめられた名です。
