昭和通りとは
昭和通りとは、関東大震災からの復興でつくられた、東京都心を南北に貫く幅の広い幹線道路です。日本橋エリアでも、街を南北に縦断する大通りとして親しまれています。
正式名称:東京都が定める通称道路名。中央区内の区間は都道(主要地方道316号)にあたる
関東大震災の復興が生んだ道
1923年(大正12年)の関東大震災は、東京の街を焼け野原に変えました。そこからの帝都復興事業で計画され、昭和3年(1928年)に完成した幹線のひとつが昭和通りです。東京都の通称道路名では、起点が港区新橋一丁目、終点が台東区根岸五丁目。
中央区では、銀座から京橋、日本橋を経て日本橋本町へと南北に貫きます。中央通りや外堀通りと並ぶ、都心の骨格をなす大通りのひとつといってよいでしょう。
幅33〜44m、復興計画の「現実路線」で生まれた道
昭和通りの特徴は、なんといってもその道幅です。内閣府の広報誌は、昭和通りを幅員33〜44mの第1号幹線道路として紹介しています。ただ、復興の計画そのものは大きく縮みました。帝都復興院がまとめた復興計画は13億円の見積りでしたが、大蔵省との折衝で7億円まで削られ、後藤新平が主導した「理想形」は財政事情から「現実路線」へ落ち着いたと振り返られています。昭和通りは、その現実路線のなかで生まれた大通り。
日本橋トピック♪復興の道路網は、昭和通りと靖国通りの「十字」が軸
震災後の東京の道路網は、何を軸に組み立てられたのでしょうか。内閣府の広報誌によると、南北に走る第1号幹線道路(昭和通り)と、東西に走る第2号幹線道路(靖国通り)を十字の軸にして、不規則な格子と、東京駅を中心にした放射・環状の道路が組み合わされました。昭和通りは、復興の街路の「1号」にあたる道だったのです。
昭和通りに関するよくある質問
- 昭和通りと中央通りはどう違いますか?
- どちらも都心を南北に貫く大通りですが、中央通りは江戸から続く目抜き通り、昭和通りは関東大震災の復興で新たに通された幹線という違いがあります。
- 「昭和通り」は正式な道路名ですか?
- 通称です。東京都が定める通称道路名の一つで、中央区の年鑑では、昭和通り沿いの歩道橋や地下道(銀座・京橋・日本橋・日本橋本町)が都道(主要地方道316号)の施設として載っています。

