日本橋人形町三丁目(第二次)遺跡出土陶磁器・土器とは
日本橋人形町三丁目(第二次)遺跡出土陶磁器・土器とは、日本橋人形町三丁目の発掘調査で見つかった江戸時代の食器類を中心とする、中央区の区民有形文化財です。人形町が芝居町としてにぎわった時代の暮らしを、器のかけらから読み解ける考古資料として見ることができます。
芝居町のにぎわいを伝える器
中央区の文化財情報では、種別は区民有形文化財の考古資料、員数は307点、年代は江戸時代とされています。登録日は2016年4月1日。
もとになった発掘調査では、1,000基以上の遺構と、陶磁器・下駄・瓦・銭貨など52,000点を超える遺物が出土しました。その中から文化財になった食器類で、注目点は芝居茶屋の跡から見つかったことです。
芝居茶屋は、お茶だけでなく酒や料理も出していた場所でした。市村座や中村座などの芝居小屋に近い人形町の一角で使われた器だと考えると、観劇と食事が一体だった江戸の遊興地が少し見えてくるでしょう。
日本橋トピック♪割れた器が、なぜ文化財になるの?
陶磁器や土器は、完全な美術品でなくても価値を持つ資料です。どんな器が多いか、どこで使われたかを重ねると、当時の店の性格や人の集まり方が見えてきます。人形町の出土品は、江戸の芝居町を生活の側から見る手がかりになるでしょう。
日本橋人形町三丁目(第二次)遺跡出土陶磁器・土器に関するよくある質問
- この陶磁器・土器は何を知る手がかりになりますか?
- 江戸時代の人形町周辺で、芝居茶屋や飲食の場がどのように使われていたかを知る手がかりになります。器そのものだけでなく、出土した場所との組み合わせが重要です。
- なぜ人形町と芝居町が関係するのですか?
- 中央区の解説では、周辺に市村座や中村座などの芝居小屋があり、芝居町が形成されたとされています。出土品は、その周辺で人が集まり飲食していた様子を考える材料になります。
