Jill(ジル)とは
Jillとは、日本橋高島屋S.C.にほど近い日本橋二丁目、日本橋プラザビルの北広場に置かれた、彫刻家・朝倉響子による座る女性の彫刻です。1988年に制作され、街角で誰かを静かに待つような姿を見せています。
広場に溶け込む現代女性の姿
作品は、なめらかでやわらかな曲線によって現代女性を表した造形。座った姿だけでなく、指先の置き方や自然な表情まで丁寧に形づくられ、銅像のようにかしこまった印象とは異なります。近くに本当に人が座っているような距離感が、ビル前の広場に日常的な空気を加える作品です。
作者の朝倉響子は1925年、東京生まれ。彫刻家・朝倉文夫の次女で、舞台美術家として知られる朝倉摂の妹でもあります。人物像、なかでも女性像を多く手がけ、公共空間に作品を残しました。Jillにも、人物の何気ない一瞬を都市の風景に置くという魅力が表れています。
まち歩きでの見つけ方
設置場所は、東京都中央区日本橋2-3-4の北広場です。作品名は英字ですが、読みは「ジル」。建物の中に展示された美術品ではなく、街の動きと一緒に見るパブリックアートです。待ち合わせの人や通り過ぎる人と女性像が重なる瞬間に目を向ければ、作品と日常の境目がやわらいで見えるかもしれません。
日本橋トピック♪Jillは誰を待っている?
Jillは「誰かを待っているのかもしれない」と想像させる姿で、特定の物語やモデルは伝わっていません。それだけに、広場で待ち合わせをする人々と作品が自然に重なり、見る人ごとに違う場面を思い描ける余白があります。
関連用語
Jillに関するよくある質問
- Jillは実在する人物がモデルですか?
- 特定のモデルは伝わっていません。誰かを待つような自然な姿から、見る人が自由に場面を想像できる作品です。
- 「Jill」という作品名の由来は分かっていますか?
- 作品名と読みは伝わっていますが、命名の由来は明らかではありません。特定の人物名や物語と結びつけず、作品の姿から想像するのが自然です。

