遠忠食品とは
遠忠食品とは、日本橋蛎殻町に本社を置き、江戸前の佃煮や惣菜を製造・販売する食品会社です。1913年に創業し、素材の仕入れと昔ながらの直火炊きを大切にしています。
正式社名:遠忠食品株式会社
深川で始まり、日本橋蛎殻町へ
公式沿革によると、初代・宮島忠吉が1913年(大正2年)、深川区住吉町(現在の江東区)で佃煮と惣菜の製造販売を始めました。1945年の東京大空襲で店を失った後、終戦後に本社を現在の日本橋蛎殻町へ移しています。
主力商品は海苔の佃煮。主な海苔は、江戸時代からの産地である木更津の漁師から仲介を介さずに仕入れています。生産者と直接つながり、素材を生かすことが商品づくりの土台といえるでしょう。
受け継ぐ直火炊き
大量生産で使われる蒸気釜ではなく、大釜へ火を直接当てる直火炊きを続けています。鍋は素材や商品に合わせて鉄と銅を使い分け、高い火力で温度を保ちながら炊き上げる製法なのです。
職人は気温や湿度、素材の状態を見て、焦げる直前の頃合いを判断します。機械を使う工程があっても、手で混ぜるタイミングを見極めることが欠かせません。受け継いできた製法と、その日の条件に合わせる判断が一つの味を支えています。
日本橋トピック♪90cmの釜を125cmのへらで混ぜる
公式の製法説明に登場する大釜は直径90cm、職人が手にするへらは約125cmです。大きな道具を操りながら、温度や湿度まで読む直火炊き。小さな瓶や袋に詰められる佃煮からは想像しにくい、力と集中を要する釜場の仕事といえるでしょう。
関連用語
遠忠食品に関するよくある質問
- 遠忠食品はどのような会社ですか?
- 1913年創業の食品会社で、江戸前の佃煮や惣菜、漬物を製造・販売しています。本社は日本橋蛎殻町にあり、同じ場所に直営店もあります。
- 遠忠食品の直火炊きとはどのような製法ですか?
- 蒸気で間接的に熱するのではなく、直径90cmの大釜へ火を直接当てる製法です。職人が気温や湿度、素材の状態を見ながら、約125cmのへらなどを使って炊き上げます。
- 海苔はどこから仕入れていますか?
- 公式サイトでは、主に木更津で海苔を養殖する漁師から、仲介を介さず直接仕入れていると説明しています。生海苔を使った佃煮づくりにもつながっています。

