銅造地蔵菩薩立像とは
銅造地蔵菩薩立像とは、日本橋茅場町一丁目の寺院にある、関東大震災で亡くなった日本橋魚河岸関係者を弔うための区民有形文化財です。中央区公式では、昭和2年(1927)に魚河岸が組織した地蔵講によって造立されたと説明されています。
魚河岸の記憶を伝える地蔵像
像はブロンズ製で、像高は235センチメートルほどとされています。日本橋魚河岸は築地へ移った後、さらに豊洲へとつながる歴史を持ちますが、茅場町の寺院には、魚河岸に関わった人々を弔う祈りが文化財として残る形です。
作者については、戸張孤雁の最晩年の遺作とも、孤雁の指図で喜多武四郎が制作したとも言われています。作者名だけでなく、誰のために造られた像なのかにも目を向けたいところでしょう。
日本橋トピック♪寺院と日枝神社御旅所が隣り合う意味
中央区公式の解説では、所在地の寺院と日枝神社の摂社・御旅所が隣り合う背景として、明治元年(1868)の神仏判然令以前の信仰形態に触れています。寺と神社が近くにある風景そのものも、江戸から続く日本橋の読みどころ。
銅造地蔵菩薩立像に関するよくある質問
- 所在地の寺院を一緒に覚えるとよい理由は?
- 銅造地蔵菩薩立像は、茅場町一丁目の寺院にある文化財として案内されています。像だけでなく場所の背景まで押さえると、茅場町の信仰の記憶として理解しやすいでしょう。
- 「銅造」とはどういう意味ですか?
- 銅で造られた像という意味で、中央区公式の解説ではブロンズ製の仏像として説明されています。木造の旧本尊とは異なる近代の造形。
