日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業とは
日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業とは、日本橋川沿いの室町一丁目で計画されている再開発です。三井不動産などが参画し、店舗や事務所、住宅が入る超高層ビルへの建て替えを目指しています。2026年6月時点ではまだ建物は建っておらず、街区ごとに順次完成していく計画段階です(完成はA街区2031年度・B街区2033年度・C/D街区2034年度以降の予定。最新は三井不動産の公式で)。
正式名称:日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業(東京都都市整備局の表記)
日本橋川の水辺づくりと足並みをそろえる
この再開発は、約1.1ヘクタールの街区を建て替える事業です。施行するのは地元の権利者でつくる「日本橋室町一丁目地区市街地再開発組合」で、三井不動産が参加組合員として加わっています。掲げているのは、首都高速道路の地下化への協力や、日本橋川沿いの水辺空間・歩行者の道の整備。日本橋リバーウォークと呼ばれる川沿い一帯の街づくりの、一つのピースにあたります。
「室町三丁目の再開発」とは別物
名前がよく似ているので混同しやすいのですが、すでに完成している「室町三丁目地区」の再開発(日本橋室町三井タワー・2019年)とは別の事業です。こちらは室町の「一丁目」、日本橋川に近い側で、これから動き出す計画。番地で区別すると取り違えずに済みます。完成すれば、高層階に住宅、足元に店舗が入る複合ビルになる見込みです。
Topic「くすりの街」の記憶を受け継ぐ拠点
この事業が目標のひとつに掲げるのが、ライフサイエンス(創薬や医療の研究)の拠点づくりです。じつは日本橋は、江戸時代から本町あたりが薬の問屋が集まる「くすりの街」でした。今も大きな製薬会社の本社が点在しています。最新の医療産業を呼び込もうとする動きは、思いつきではなく、数百年続く「くすりの街」の歴史をいまに受け継ぐ試みなのです。古い記憶の上に新しい産業を重ねる、日本橋らしい再開発だといえるでしょう。
日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業に関するよくある質問
- 「第一種市街地再開発事業」とは、どういう意味ですか?
- 土地の権利者が集まって組合をつくり、細かく分かれた敷地をまとめて高層ビルへ建て替える、都市計画法にもとづく手法です。生まれた空き地を広場や歩道に変え、防災性や使い勝手を高める狙いがあります。
- なぜ日本橋川の近くで、いくつも再開発が同時期に動いているのですか?
- 川の上をおおう首都高速道路を地下へ移し、水辺をよみがえらせる大きな街づくり(日本橋リバーウォーク)が進んでいるためです。沿岸の街区がタイミングを合わせて建て替えることで、連続した水辺と歩行者の道をつくろうとしています。
