こんにちは!とーんと♡日本橋編集部です。
サウナが注目されるなかで日本橋エリアにも「ロウリュ(ロウリュウ)」を楽しめる施設ができ、
熱したサウナストーンに水をかけて立ちのぼる蒸気に包まれる時間を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
けれどネットやSNSでは「ロウリュって、実は体に悪いんじゃないの?」という声も見かけますから、せっかくのリラックスタイムで体調を崩さないかは気になるところです。
そこでこの記事ではロウリュが体に悪いと言われる理由と安全な入り方を消費者庁の注意喚起と公開されている研究で確かめ、日本橋浜町でロウリュを楽しめる施設の情報とあわせてまとめました。
この記事を読む前に
この記事は消費者庁の資料や公開されている研究をもとに編集部がまとめたもので、医師の診断や治療に代わるものではありません。
ロウリュやサウナを利用した際の体調不良などについて当メディアは責任を負いかねますので、持病のある方や体調に不安のある方は主治医に相談してから利用してください。
- ロウリュが「体に悪い」と言われる理由
- 水風呂とセルフロウリュで気をつけたいこと
- 日本橋浜町の「HAMANOYU えど遊」のロウリュ情報
先にお伝えすると、消費者庁の資料が危険な入り方として挙げているのは体を温度に慣らさずにいきなり入ることや我慢して長時間入り続けることで、ロウリュそのものを避けるよう呼びかけているわけではありません。
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フィンランド式「ロウリュ(löyly)」の正しい意味と発音
ロウリュ(löyly)はフィンランド語で、ユネスコの無形文化遺産「フィンランドのサウナ文化」の紹介ページではサウナ体験の中心にあるものとして熱した石に水をかけて立ちのぼる蒸気のことだと説明されています。
日本では蒸気を出す行為そのものもロウリュと呼んでいて、消費者庁の資料は「熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる行為」と書いています。
▼サウナストーンを積んだストーブがあるサウナ室の例で、写真は名古屋のサウナ&カプセル ウェルビー栄店のものです。

スタッフがタオルであおいで熱い風を送ってくれるサービスもロウリュと呼ばれがちですが、こちらは「アウフグース」というドイツ語の呼び名があり、消費者庁の資料でもロウリュとは分けて説明されています。
似ているようで違う用語の整理
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ロウリュ(löyly) | フィンランド語。熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること、またはその蒸気 |
| セルフロウリュ | 利用する人が自分でサウナストーンに水をかけるロウリュ |
| アウフグース(Aufguss) | ドイツ語。ロウリュで立ちのぼった蒸気をタオルなどであおいで熱い風を送ること |
表記は「ロウリュ」と「ロウリュウ」の両方が使われていて、消費者庁の資料は「ロウリュ」、あとで紹介するHAMANOYU えど遊の公式サイトは「ロウリュウ」と書いています。
フィンランド語では伸ばす母音を「Vantaa(ヴァンター)」のように同じ文字を2つ重ねて書きますから、語尾のyが1つのlöylyは伸ばさない「ロウリュ」のほうが元の音に近い表記といえます。
出典:ユネスコ無形文化遺産「Sauna culture in Finland」(英語)・消費者庁「サウナ浴での事故に注意」
なぜ「ロウリュは体に悪い」と言われるのか?消費者庁の注意喚起と研究から
「ロウリュは体に悪い」と言われる背景にあるのはサウナと水風呂のあいだの急な温度変化が心臓や血管にかける負担で、消費者庁も2024年6月に「サウナ浴での事故に注意」という注意喚起を出しています。
この資料によると事故情報データバンクにはサウナ浴に関する事故が2024年4月末までに78件登録されていて、
40歳以上ではやけどなどの外傷のほかに「めまい・意識障害」や「循環器障害」も含まれていました。
サウナから水風呂へ直行するとヒートショックのような状態に
ロウリュをすると蒸気で体感温度が上がって体はよく温まりますが、
消費者庁の資料によると温まって血管が開いた状態からすぐ水風呂に入ると急激な温度差による血管の収縮と水圧の影響で血圧が上がり、心臓に大きな負担がかかります。
資料に載っている医師のコメントでは血圧が200mmHg程度まで上がったという報告も紹介されていて、脳卒中や心筋梗塞、狭心症を発症するおそれがあるため、
中高年や高齢の方と血圧の高い方、心臓に病気のある方は特に危険だとされています。
若い方でも冷たい水の急な強い刺激が不整脈を引き起こす可能性があると書かれていますから、年齢にかかわらず「サウナ室を出てすぐ水風呂へ」という入り方は避けたいところです。

脱衣後すぐにサウナ室へ入るのも同じく急な温度変化になり、消費者庁はこうした行為を「いわゆるヒートショックのような状態を自ら起こすことにもつながり、大変危険」としています。
セルフロウリュは水のかけすぎによるやけどにも注意
消費者庁の資料には海外のホテルのサウナでロウリュをしたところ高温の蒸気が大量に出て手の甲に全治1か月のやけどを負った事例が載っていて、サウナストーブに一度に大量の水をかけるとやけどをすることも考えられると注意を促しています。
「ロウリュが熱すぎる」「肌が痛い」と感じる時も我慢は禁物で、セルフロウリュができる施設ではロウリュの方法をあらかじめ施設に確かめてから行いましょう。
消費者庁の資料が挙げている避けたい入り方
- 体を温度に慣らさずにいきなりサウナ室や水風呂へ入る
- 我慢して長時間サウナ室に入り続ける
- 飲酒後(二日酔いを含む)や食事・運動の直後に入る
- 体調がすぐれないのに入る
- セルフロウリュで一度に大量の水をかける
むしろ健康に良い?フィンランドの研究が報告した心臓の病気との関係
一方でサウナの習慣と健康の関係を調べた研究もあり、2015年に医学誌「JAMA Internal Medicine」に掲載されたフィンランド東部の研究では42〜60歳の男性2,315人を約20年にわたって追跡しています。
その結果は週に4〜7回サウナに入る人は週1回の人に比べて心臓突然死のリスクが63%低かったというもので、心臓や血管の病気による死亡と全体の死亡でも同じ傾向が報告されました。
ただしこれはフィンランドの中年男性の習慣を観察した研究で水風呂との組み合わせを調べたものではなく、論文も仕組みの解明にはさらに研究が必要だと述べていますから、
「たくさん入れば病気を防げる」とは受け取らないようにしましょう。
消費者庁の資料もサウナ浴で体が温まることで「体温調節機能の改善」「食欲や睡眠などの改善」「メンタル面での爽快感」といった効能を得られるといわれていると紹介したうえで、
危険な入り方が事故につながると注意しています。
美容面が気になる方はロウリュウサウナの効果効能や美肌との関係を紹介した記事もあわせて読んでみてください。

危険を回避してととのう!ロウリュサウナの安全な入り方【実践編】
ここからは消費者庁の資料に載っている医師(温泉療法専門医)のコメントに沿って、ロウリュのあるサウナを安全に楽しむ手順を入る前から順に見ていきましょう。
入る前はコップ1〜2杯の水分と温かいシャワーから
サウナは汗をかくので入浴前にコップ1〜2杯の水分をとり、
サウナ室に入る前には温かいシャワーを手足の末端から体の中心へ順にかけて体を熱さに慣らします。
サウナ室では温度の低い下段から座るのが基本で、1段上がると10℃ほど温度が上がるため最初から上段に座ると血圧が急に上がる危険があると説明されています。
時間ではなく「汗」と「動悸」をサインにサウナ室を出る
サウナ室を出るタイミングについて資料は、汗が出てきたら滴るまで我慢せず自分のペースでいったん出るよう勧めています。
汗をかいた時点で体温は0.5〜1.0℃ほど上がっていて十分に温まったサインと考えられ、動悸を感じたら体温が上がりすぎている合図なのでアウフグースなどのイベントの途中でも我慢せずに出ましょう。
水風呂は急に入らず、かけ水で少しずつ慣らす
サウナ室を出たらまずぬるいお湯で汗を流し、水風呂を使う時は手足にかけ水をして少しずつ水の温度に体を慣らします。
大切なのは体を温めることなので水風呂が苦手な方は無理に入る必要はなく、水風呂に入ると動悸がしたり胸が苦しく感じたりする方は入らないほうがよいとされています。
消費者庁は水風呂のかわりにサウナ浴と外気浴を交互に行う入り方も検討するよう勧めていて、
入浴中もこまめに水分をとり、上がったあとは血圧が落ち着くまで30分ほど休憩スペースで休みましょう。
ととのい方の手順はサウナの「ととのう感覚」へいく方法をまとめた記事でも紹介しています。
高血圧や持病がある場合は主治医に確認してから
脳卒中のあとや心臓の病気、高血圧で治療中の方と妊娠中の方は利用する前に主治医へ確認するよう資料に書かれていて、体調のすぐれない時や熱のある時は利用そのものを避けます。
サウナ室で体調に異変を感じたり周りの方の様子がおかしいと気づいたりした時は、非常用ボタンを押すなどしてすぐに周囲の人や施設の方へ知らせましょう。
【日本橋サウナ事情】浜町「HAMANOYU えど遊」と変わりゆく街の温浴文化
日本橋エリアでロウリュを楽しめる場所もこの数年で入れ替わっていて、浜町に新しい温浴施設ができた一方で小網町にあったサウナは閉店しました。
日本橋浜町の「HAMANOYU えど遊」はオートとセルフ、2種類のロウリュ
2025年4月21日に日本橋浜町でオープンした「HAMANOYU えど遊」は浜町駅と水天宮前駅からどちらも徒歩7分の小型温浴施設で、
1階が湯カフェ、2階が男性浴室、3階が女性浴室になっています。
HAMANOYU えど遊のサウナと水風呂(2026年10月時点・公式サイト確認)
| 設備 | 場所 | 公式サイトの説明 |
|---|---|---|
| フィンランドサウナ〈オートロウリュウ〉 | 2階の男性浴室と3階の女性浴室 | 温度90度前後のフィンランド式サウナ |
| セルフロウリュウ サウナ | 2階の男性浴室 | 熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を出し、体感温度を上げる |
| スチームサウナ | 3階の女性浴室 | 低温で水分の多いスチームサウナ。ハーブの種類は定期的に入れ替え |
| 水風呂 | 2階の男性浴室と3階の女性浴室 | 水温18度 |
セルフロウリュウ サウナがあるのは男性浴室だけですが、公式のお知らせでは男女の浴室を入れ替える「男女入れ替えデー」が開かれることもあり、
その日は女性もセルフロウリュを体験できると案内されています。
水風呂について公式サイトは「かけ湯をしてから、手足などの心臓から遠く離れた部位からゆっくりとお入りください」と案内していて、先ほどの消費者庁の注意と同じ考え方ですね。
出典:HAMANOYU えど遊「お風呂&サウナ」・同「お知らせ」
館内の様子やお風呂の種類は日本橋浜町のHAMANOYU えど遊を紹介した記事にまとめています。
「グッドサウナ日本橋」は2025年1月に閉店しました
日本橋小網町でコワーキングスペースに併設されていた「グッドサウナ日本橋」は、公式Xの案内によると首都高の再開発に伴って2025年1月31日に閉店しました。
セルフロウリュと外気浴のあるサウナで閉店の案内には「移転準備中」と書かれていましたが、
日本橋エリアでの新しい店舗の案内は公式Xでは確認できていません(要確認)。
出典:グッドサウナ by goodroom 公式X(2025年1月29日の投稿)
お店のあった小網町の街歩きは日本橋小網町に何があるのかを紹介した記事で案内しています。
ロウリュについてよくある質問
Q. ロウリュは本当に体に悪いのですか?
A. 消費者庁の注意喚起が危険としているのはロウリュそのものではなく、体を温度に慣らさずにサウナ室や水風呂へ入ることや我慢して長時間入り続けること、飲酒後に利用することといった入り方です。体調に合わせて無理をしないことが大切です。
Q. 高血圧でもロウリュに入って大丈夫ですか?
A. 高血圧で治療中の方は主治医に確認してから利用するよう消費者庁の資料に書かれています。サウナのあと急に水風呂へ入ると血圧が上がるため、水風呂は無理に使わず外気浴で休む入り方も検討してください。
Q. ロウリュサウナに入る頻度はどれくらいが良いですか?
A. 消費者庁の資料に回数の目安は示されておらず、入浴時間や温度を含めて自分に合った利用方法を見つけるよう勧めています。フィンランドの研究では週4〜7回入る男性ほど心臓突然死が少ないという関連が報告されていますが、回数を増やせば病気を防げると証明したものではありません。
Q. ロウリュとアウフグースは何が違いますか?
A. ロウリュは熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることで、アウフグースはその蒸気をタオルなどであおいで熱い風を送ることです。ロウリュはフィンランド語、アウフグースはドイツ語の言葉です。
Q. セルフロウリュで水をかけすぎるとどうなりますか?
A. 一度に大量の水をかけると高温の蒸気が大量に出てやけどをするおそれがあると消費者庁が注意しています。ロウリュの方法をあらかじめ施設に確かめてから行いましょう。
まとめ
ロウリュ(ロウリュウ)は熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を楽しむフィンランド生まれの入り方で、
「体に悪い」と言われるのは急な温度変化や我慢のしすぎが事故につながることがあるからです。
ロウリュを安全に楽しむ3つのポイント
- 汗が出てきたら、動悸を感じたら、我慢せずにサウナ室を出る
- 水風呂は急に入らず、かけ水で少しずつ体を慣らす
- 体調がすぐれない時と飲酒後は利用しない
日本橋浜町のHAMANOYU えど遊にはオートロウリュとセルフロウリュのサウナがありますから、自分の体調と相談しながら心地よい蒸気の時間を楽しんでみてください♪
女性向けのサウナを探している方は【仕事帰りに】日本橋(東京)の女性向けサウナ情報もあわせてチェックしてみてくださいね!


