東都駿河町とは
東都駿河町とは、歌川広重が描き、安政5年(1858年)に刊行された錦絵です。読みは「とうと するがちょう」。江戸の駿河町にあった三井越後屋と通りの人々、その先に見える富士山を収めた一枚です。
近くの越後屋と遠くの富士山をずらして描く
画面右には越後屋の暖簾と大きな看板が連なり、その手前は人々の往来。富士山は中央ではなく、建物と木立の間から左奥に小さく姿を見せます。店先を間近に見せながら遠景へ抜け道をつくる、非対称の構図が特徴です。
日本橋トピック♪書誌名と画中題箋でシリーズ表記が異なる
国立国会図書館の個別書誌はシリーズ名を「名所三十六景」としています。一方、原本画像の赤い題箋には「冨士三十六景 東都駿河町」とあります。作品を探すときは、個別題名の「東都駿河町」と画面上のシリーズ表記を分けて見ると迷いにくいでしょう。
東都駿河町に関するよくある質問
- 東都駿河町は、どのシリーズの作品ですか?
- 国立国会図書館の個別書誌ではシリーズ名が『名所三十六景』、原本の題箋では『冨士三十六景 東都駿河町』と記されています。検索時は両表記を手掛かりにできます。
- 東都駿河町は、インターネットで見られますか?
- 国立国会図書館デジタルコレクションで原本画像が公開されており、利用者登録なしで閲覧できます。

