通塩町とは
通塩町とは、江戸期の本町通沿いにあり、現在の日本橋横山町を中心とする一帯につながる旧町名です。読みは「とおりしおちょう」。中央区立図書館の変遷表には、日本橋馬喰町側へ分かれた流れもあります。
通油町と向かい合った本町通の町
『日本歴史地名大系』が示す町の形は、本町通に沿う東西の両側町。西側には浜町堀があり、堀の向こうは通油町でした。二つの町を結んだのが緑橋です。町名は塩を扱う商人が多かったことによるともいわれ、江戸の商いと水路を一緒にたどれるでしょう。
日本橋トピック♪1744年改称の前にも「しほ丁」があった?
この町はもと小伝馬下町と呼ばれ、延享元年(1744年)に通塩町へ改称したという記録が残ります。一方、それより古い江戸図にも「しほ丁」の表記が見えるそうです。改称年だけでは語れない、町名の長い使われ方がうかがえます。
関連用語
通塩町に関するよくある質問
- 通塩町と通油町はどのような位置関係でしたか?
- どちらも本町通沿いにあり、浜町堀を挟んで向かい合っていました。両町の間には緑橋が架かっていました。
- 通塩町の現在地名はなぜ一つに絞れないのですか?
- 詳細な地名辞典は日本橋横山町を現在地名としていますが、中央区立図書館の変遷表は区画整理後に馬喰町と横山町へ分かれた流れを示します。旧町域と現在の街区は、単純な一対一ではありません。

