東海道 日本橋とは
東海道 日本橋とは、三代歌川豊国が日本橋を進む行列を描いた錦絵です。徳川家茂の上洛を題材とする「東海道名所風景」の一図で、文久3年(1863年)4月に越嘉から刊行されました。
橋の頂へ向かう行列を縦に見上げる
画面中央には日本橋の橋面が大きく立ち上がり、その頂に長柄を掲げた一行が現れます。手前には橋のたもとを行き交う町の人々も配置され、日常の往来の先に幕府の行列が姿を見せる構図です。橋を低い位置から見上げる縦長の画面が、行列の高さと奥行きを印象づける見せ方です。日本橋は五街道の起点で、現在の橋には日本国道路元標があります。作品の旅立ちを、現地の道路史と重ねて見られるでしょう。
日本橋トピック♪「東海道名所風景」は一人の絵師の連作ではない
国立国会図書館は、この連作を歌川豊国だけでなく、月岡芳年、落合芳幾、河鍋暁斎らが描いたと紹介しています。同じ上洛の旅を複数の絵師が分担したシリーズと分かるでしょう。
関連用語
東海道 日本橋に関するよくある質問
- 「東海道名所風景」には別の呼び名がありますか?
- はい。将軍の京都行きを描いたことから、「御上洛東海道」とも呼ばれます。
- 東海道 日本橋の画像はオンラインで見られますか?
- 国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されています。

