コンテンツへスキップ

新参者とは

新参者とは、作家・東野圭吾の推理小説(講談社)です。東京・日本橋の人形町を舞台に、着任したばかりの刑事・加賀恭一郎が事件を追う創作(フィクション)で、2010年には阿部寛の主演でドラマ化されました。

加賀恭一郎、日本橋へ

『新参者』は、東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」の8作目です。講談社の紹介文は「刑事・加賀恭一郎、日本橋へ。」と始まります。1986年の『卒業』では学生だった加賀は、その後、警視庁捜査一課、練馬署と舞台を変えてきましたが、この作品から日本橋署の刑事になりました。

物語は、人形町の一角のマンションで、ひとり暮らしの40代の女性が絞殺されているのが見つかるところから始まります。「どうして、あんなにいい人が…」と周囲が口をそろえる彼女の身に、何が起きていたのか。加賀は未知の土地を歩き回ります。

町の人がドミノのようにつながる物語

加賀の前に立ちはだかるのは、「人情という名の謎」。手がかりをくれるのは、江戸情緒の残る街に暮らす普通の人びとです。原作者の東野圭吾は、この町を思い浮かべるだけで様々な人間が動きだし、一人を描こうとすると、そばにいる人々の姿も描かざるをえなくなったと語ります。「まるでドミノ倒しのように、次々とドラマが繋がっていった」という言葉どおり、人形町の人々の物語が一つずつ重なって事件の真相へ近づいていきます。

ドラマ『新参者』と、その先の作品

2010年4月18日、TBSの日曜劇場で、阿部寛主演のドラマ『新参者』が始まりました。TBSは、日本橋署に異動してきたばかりの「ニューカマー」加賀の捜査線上に、人形町商店街の住民全員が浮かび上がる物語と紹介しています。その後、日本橋の麒麟像を鍵にした『麒麟の翼』が、「劇場版・新参者」として映画になりました。

日本橋トピック♪加賀はなぜ「新参者」になったのか

タイトルの「新参者」とは、日本橋へやってきたばかりの加賀その人のこと。では、なぜ加賀は日本橋署に来たのでしょうか。講談社によると、その理由はシリーズ10作目『祈りの幕が下りる時』で明かされます。遺品に書き込まれていた「日本橋を囲む12の橋の名」が、孤独死した加賀の母へとつながっていく物語です。人形町を歩き回った新参者の背景には、日本橋そのものに結びついた謎が隠されていたわけです。

新参者に関するよくある質問

新参者は実際にあった事件をもとにしていますか?
いいえ、創作(フィクション)の推理小説です。日本橋・人形町という実在の町を舞台にしていますが、事件そのものは物語として描かれたものです。
『新参者』は、どんな評価を受けた作品ですか?
TBSの原作紹介によると、『このミステリーがすごい!2010年版』(宝島社)と週刊文春の『2009ミステリーベスト10』国内部門で、ともに1位になりました。

新参者に関連する記事