十界本尊とは
十界本尊とは、東京都中央区日本橋浜町の清正公寺で、三体の御本尊の一つとして安置されている礼拝の対象です。同寺は浜町公園内にある、熊本県の肥後本妙寺の別院です。
中央区立日本橋図書館館報の表記:十界本尊
読み:じっかいほんぞん
清正公寺での位置づけ
中央区立日本橋図書館の2025年発行資料は、清正公寺に十界本尊と二体の尊像、合わせて三体の御本尊が安置されていると記しています。清正公寺は、1861年に肥後本妙寺から加藤清正公の分霊を勧請したことを創建の由緒とする寺院。
日蓮宗公式では、本尊は仏・菩薩・曼荼羅などの礼拝対象と説明されています。また、日蓮聖人の思想を漢字で図に表したものは十界曼荼羅または大曼荼羅と呼ばれます。
一方、清正公寺についての資料は、この十界本尊の形状や材質、制作年代を示していません。名称だけから姿を決めつけず、清正公寺で三体の御本尊を構成する一体と押さえるとよいでしょう。
日本橋トピック♪御本尊は一体だけではない
清正公寺では、十界本尊に二体の尊像を加えた計三体を御本尊として安置しています。寺名から加藤清正だけを思い浮かべがちですが、日蓮宗寺院としての信仰の構成も伝える組み合わせといえるでしょう。
十界本尊に関するよくある質問
- 清正公寺は昔から現在の寺名でしたか?
- いいえ。明治維新の際には加藤神社と称した時期があり、1885年に浜町清正公堂へ改称して肥後本妙寺の別院となりました。
- 清正公寺は創建地に残っていますか?
- 1923年の関東大震災後、浜町公園の整備に伴って新しい敷地が提供され、1929年の公園開園と同時に現在地へ移りました。
