山東京伝とは
山東京伝とは、江戸後期に文章と絵の両方で活躍した戯作者・浮世絵師です。日本橋に店を構えた版元・蔦屋重三郎と組み、のちに江戸へ出た十返舎一九が京伝のもとで黄表紙の挿絵を描きました。
蔦屋重三郎と広げた江戸の読み物
京伝は黄表紙、洒落本、合巻、読本などを手がけました。言葉が難しく見えますが、絵と文章で江戸の世相や笑いを伝える大衆向けの本を作った人物と考えると親しみやすくなるでしょう。
十返舎一九とは別人。京伝が先に人気作家として活躍し、江戸へ出た一九がそのもとで挿絵を描いたという関係です。二人をつなぐと、日本橋の版元を中心に作家と絵師が交わる出版文化が見えてきませんか。
日本橋トピック♪山東京伝と北尾政演は別人?
別人ではありません。山東京伝は作家としての名、北尾政演は浮世絵師としての名です。文章と挿絵が一体になった江戸の本では、書く人と描く人を一人で兼ねる才能が生きました。名前の使い分けを知ると、作品情報を追いやすくなります。
関連用語
山東京伝に関するよくある質問
- 山東京伝が蔦屋重三郎と組んだ作品には何がありますか?
- 1785年の黄表紙『江戸生艶気樺焼』や、1787年の洒落本『通言総籬』があります。国立国会図書館は、これらを京伝の人気を確かなものにした作品として紹介しています。
- 山東京伝は物語以外の本も書きましたか?
- 古器物や昔の図像を調べる考証随筆も書きました。代表例の『骨董集』からは、江戸の作家が古い資料を集めて考える姿も見えてきます。
