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用語 食・名物

人形町志乃多寿司總本店の志乃多とは

人形町志乃多寿司總本店の志乃多とは、いなりずし専用に頼んだ薄い油揚げにすし飯を詰めた、同店の看板となるいなりずしです。公式品書きには「志乃多」という品名で掲載されています。

正式名称・表記

  • 正式な品名: 志乃多
  • 店名: 人形町志乃多寿司總本店
  • 読み: にんぎょうちょうしのだずしそうほんてんのしのだ

薄い油揚げに、二度煮て味を入れる

人形町志乃多寿司總本店が使うのは、なじみの豆腐屋が焼くいなりずし専用の特注品。普通の油揚げより薄く、味がよくしみこむものを選びます。仕込みは油抜きから始まり、抜きすぎても油気が多すぎてもいけません。味付けは水・砂糖・しょうゆ・みりん。砂糖は白ざらめ・赤ざらめ・沖縄の黒糖の3種類を混ぜ、黒糖が色と照りを出す役を担います。一度煮たら3〜4日かけて味を含ませ、もう一度煮る。薄い揚げにしっかり味を入れるための二度手間が、この品を理解する鍵でしょう。

材料はどれも同じ問屋との長い取引で、店は「戦後、アメリカ返還前の沖縄から黒糖を取り寄せるのは一苦労だったそうです」と伝えています。にぎりは一個50グラム。添えるしょうがは精選した酢と塩だけで漬けたもので、店は一枚のせて食べるとおいしいとすすめています。

日本橋トピック♪「志之多」の名は、狐の化身が詠んだ歌から

店の歴史によると、初代がちなんだのは歌舞伎の人情話「葛の葉隠れ」の場面。狐の化身である葛の葉姫が「恋しくば 訪ねきてみよ 和泉なる 信田の森の うらみ葛の葉」と詠う一節です。歌に出てくる「信田」の音がそのまま品名になり、狐から稲荷の使い、油揚げ、いなりずしへと連想がつながりました。武士だった初代が明治初年に売り出した、と公式は記しています。

人形町志乃多寿司總本店の志乃多に関するよくある質問

志乃多はどのくらいの大きさですか?
店の「志乃多寿司のこだわり」ページは、にぎりを一個50グラムと説明しています。片手でつまめる大きさです。
志乃多だけの折り詰めはありますか?
2026年9月12日に確認した公式品書きの折り詰めには、「志乃多」のほか、のり巻、のり巻志乃多の7個入り・9個入り、五色巻詰合せなどが並びます。取り扱いは変わるため、購入時に公式品書きを確認してください。