日本橋 玉ゐとは

日本橋 玉ゐとは、東京都中央区日本橋にあるあなご(穴子)の専門店です。名物は木の箱にあなごを詰めた「箱めしで、ふんわり煮上げたあなごと香ばしく焼き上げたあなごを選べるのが楽しみ方のひとつ。江戸前のあなごを今に伝える一軒として知られています。

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元酒屋の日本家屋で、2005年に始まった

本店があるのは、中央区日本橋2丁目、高島屋の裏手。建物はもともと1953年(昭和28年)に「川口酒店」として建てられた日本家屋で、その風情を生かしてあなご店に改装されました。築70年ほどの木造の佇まいが、街の真ん中に静かに残っています。

あなご専門店「玉ゐ」としての開業は2005年6月。建物は古いものの、お店そのものは比較的新しく生まれました。「昭和28年創業の老舗」ではなく、その年に建った元酒屋を受け継いだ専門店、と整理すると分かりやすいかもしれません。江戸前寿司の店で「あなご専門の店があったら」というお客さんの一言がきっかけになったと伝えられています。

名物の箱めし、煮上げと焼き上げ

看板のあなご箱めしは、四角い木箱にあなごを敷き詰めた一品です。仕上げは2通り。ふっくら柔らかい「煮上げ」と、香ばしい「焼き上げ」から選べて、中箱以上なら両方を一度に味わう「合いのせ」もできます。

そのまま食べたあと、柚子や山椒などの薬味で味を変え、最後はあなごの骨でとった出汁をかけてお茶漬けに。ひと箱で何通りも楽しめる食べ方が、公式でもすすめられています。箱に詰めためしという意味では、いわゆる「箱めし」の系譜に連なる料理といえるでしょう。

訪れ方と、いくつかの店

玉ゐは日本橋の本店のほか、室町コレド室町、銀座などにもお店を構えています。エリア内外に複数あるので、立ち寄りやすい場所を選べるのも便利なところ。営業時間や定休日は時期で変わることがあるため、訪れる前に公式サイトで確かめておくと安心です(2026年6月時点・公式サイトで本店の所在地を確認)。

Topic「玉ゐ」という屋号は、どこから来た?

少し変わったこの屋号は、創業者の「玉井」さんの名前に由来するとされています。「井」をわざわざ旧仮名の「ゐ」で書いたところに、江戸の粋を思わせる遊びを感じませんか。あなごを看板に選んだきっかけは、江戸前寿司を食べに来たお客さんの「あなご専門の店があったらいいのに」という一言だったとも伝わります。元酒屋の日本家屋という器とあわせて、日本橋らしい縁が重なって生まれたお店です。

日本橋 玉ゐに関するよくある質問

箱めしの「煮上げ」と「焼き上げ」はどう違いますか?
煮上げはふんわり柔らかく煮たあなご、焼き上げは香ばしく焼いたあなごです。中箱以上なら両方をのせた合いのせも選べます。
玉ゐは老舗のあなご店という理解で合っていますか?
あなご店としての開業は2005年6月で、長く続く老舗というより比較的新しい専門店です。本店が使う建物が1953年築の元酒屋という点と混同しやすいので注意です。
「玉ゐ」という名前は何と読み、どんな由来ですか?
「たまい」と読みます。創業者の玉井さんの名前に由来し、「井」を旧仮名の「ゐ」で表記したものとされています。

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