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日本橋玉ゐ本店とは

日本橋玉ゐ本店とは、日本橋2丁目にある、昭和28年(1953年)に酒屋として建てられた木造の店舗建築です。中央区の近代建築物調査100選に選ばれ、2026年9月時点では、あなご専門店「日本橋 玉ゐ」の本店として使われています。

終戦直後に、伝統の町家様式で

中央区は、この建物が「典型的町家の構えを良く残している」とし、「戦後、伝統的な町家様式で建てられた建築として興味深い」と評価しています。町家は、通りに面して店を構えた商家の建物のこと。区は「終戦直後に建てられた」穴子料理屋として取り上げ、開発が進む界隈に残る歴史的なランドマークとも紹介しています。

店をたたむ酒屋から、あなご専門店へ

中央区観光協会の特派員ブログが玉ゐの代表に取材した2022年の記事によると、きっかけは江戸前寿司の店での会話でした。「あなご専門店があったらな」と話す客のやり取りを、居合わせたこの建物の持ち主、酒店の店主が聞き、ちょうど店をたたむので店舗を貸すと申し出たのです。玉ゐの開業は2005年6月。建物は昭和28年、あなご専門店は平成生まれで、「昭和28年創業の店」ではありません。店の地下へ続く階段は、お酒を地下で保存していた酒店時代の名残だといいます。

日本橋トピック♪「町屋」11件のうち、戦後の建物はここだけ

中央区の100選一覧で、形式が「町屋」とされた建物は11件あります。大正10年から昭和初期に建てられたものが並ぶなか、戦後の昭和28年に建てられたのは日本橋玉ゐ本店だけです。ほかの10件の所在地は銀座・新富・入船・築地・佃と、日本橋人形町3丁目のうぶけや(昭和2年頃)。戦後に伝統的な様式で建てられた点を区が「興味深い」とする背景が、一覧の並びからも見えてきます。

日本橋玉ゐ本店に関するよくある質問

日本橋玉ゐ本店の建物は文化財ですか?
中央区の近代建築物調査100選の一覧に掲載されていますが、指定・登録文化財とは記載されていません。この調査は、区内に現存する概ね昭和40年以前の建築物を対象に、平成23年から3年かけて行われたものです。
建物の中を見ることはできますか?
あなご専門店として営業しているため、食事に訪れれば店内に入れます。2022年の特派員ブログの取材では、昭和28年当時からの金庫が店内に残り、高い天井や太い梁も見どころとして紹介されています。

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