永井荷風とは

永井荷風とは、豊海橋から眺めた日本橋川河口の風景を日記『断腸亭日乗』に描いた文学者です。1879年から1959年に生きた小説家・随筆家で、水辺の日本橋を文学から読む手がかりを残しました。

日記に残した日本橋の水辺

本名は永井壮吉です。欧米での生活を経て『あめりか物語』『ふらんす物語』などを書き、日記『断腸亭日乗』を書き始めたのは1917年(大正6年)。

中央区の文化財解説は、その日記に豊海橋からの風景が描かれていると伝えています。永井荷風は橋の設計者ではなく、橋から見た水辺の景色を言葉で記録した人です。豊海橋を訪れると、復興橋梁という技術史に文学の視点が重なるでしょう。

日本橋トピック♪一つの橋を、技術と文学の両方から読める?

豊海橋には、福田武雄が担った橋梁設計の記録と、永井荷風が日記に残した風景の記録があります。同じ橋を「どう造ったか」と「どう見えたか」から読み比べられる面白さ。格子越しに永代橋を望む景色が、人物同士をつないでくれます。

永井荷風に関するよくある質問

永井荷風は海外でどのような経験をしましたか?
1903年から5年間、アメリカとフランスに滞在しました。その経験をもとに『あめりか物語』『ふらんす物語』などを書いています。
永井荷風は『三田文学』とどう関わりましたか?
1910年に慶應義塾大学教授となり、文芸雑誌『三田文学』を創刊しました。大学を離れた後は、自由な著述生活へ移っています。

あわせて読みたい記事