ハヤシライスとは
ハヤシライスとは、薄切りの肉と玉ねぎなどを煮込んだソースをご飯にかけて食べる洋食です。東京・日本橋では、老舗書店の創業者である早矢仕有的の名に由来するという説と、同店で受け継がれてきたメニューによって知られています。
名前の由来は一つに決まっていない
ハヤシライスの語源には、英語の「ハッシュドビーフ」が変化したという説や、人の名前に由来する説などがあります。書店側の公式情報が紹介するのは、創業者の早矢仕有的に由来するという説です。ただし、公式ページも「諸説あり」としており、発明者や語源は確定していません。
日本橋の書店がつないだ食の記憶
旧店舗では1954年、屋上ゴルフ練習場のクラブハウスレストランでハヤシライスの提供が始まりました。この店での提供は、建て替えに伴って旧店舗が閉じた2004年まで続くことになります。
現在の丸善 日本橋店3階にあるMARUZEN Caféでは、創業者の姓を用いた「早矢仕ライス」を提供しています。書店の歴史と洋食の物語を同じ場所でたどれることが、日本橋でこの料理を知る面白さです。
なお、ハヤシライスとハッシュドビーフに明確な違いはありません。名称やソースの仕立ては店や家庭によって異なるため、特定のレシピだけを共通の定義と考えないほうがよいでしょう。
日本橋トピック♪9月8日は「ハヤシの日」
早矢仕有的の誕生日にあたる9月8日は「ハヤシの日」。語源を断定する記念日ではなく、日本橋の書店とこの洋食の長い結び付きを伝える日です。
ハヤシライスに関するよくある質問
- 1954年はハヤシライスが生まれた年ですか?
- いいえ。1954年は旧丸善日本橋店の屋上レストランで提供が始まった年です。ハヤシライス自体の誕生年を示すものではありません。
- 「早矢仕ライス」は一般名ではなく丸善の商品名ですか?
- 丸善 日本橋店のカフェが、創業者・早矢仕有的の姓を用いて提供するメニュー名です。料理の一般名はハヤシライスです。

