日本橋の端っこに鎮座する「福田稲荷神社」をご存知ですか?
ひっそりとしていますが、平城京が造られた時代から続く歴史ある神社なんです。
今回は、福田稲荷神社の歴史やアクセス情報について紹介します!
御朱印やご利益についても調べたので、訪れる際は参考にしてください♪
日本橋の福田稲荷神社とは
福田稲荷神社は、日本橋本町の路地に鎮座しています。
読みは「ふくだいなりじんじゃ」です。
▼ひっそりと佇む福田稲荷神社
社殿と鳥居が一体化している小さな神社なので、気付かずに通り過ぎてしまいそうでした…!
福田稲荷神社の賽銭箱は、ポストのような見た目をしています。
▼福田稲荷神社の賽銭箱
賽銭箱のうえに掲げられた由来によると、福田稲荷神社のおおもとは、京都の伏見稲荷大社なのだそうです。
福田稲荷神社のはじまりは、711年(和銅4年)のこと。
平城京が造られた時代にまで遡ります!
神田明神の山裾一帯に広がる「武蔵国南豊島郡福田村」に、伏見稲荷大明神の分霊を祀ったのが、はじまりです。
神田明神は、現在の千代田区に鎮座しています。
▼福田稲荷神社の由来
伏見稲荷大明神が京都の稲荷山に鎮座したのは、709年(和銅2年)のことです。
つまり稲荷山への鎮座から2年後に、福田村にも分霊が祀られたことになります。
福田稲荷神社の社名は、福田村から付けられたのでしょう。
ちなみに、現在の千代田区神田西福田町は、この福田村の名残だそうです。
福田村の人々は、神田山と呼ばれる丘を切り崩した平らな土地で、米を作っていました。
そのため、伏見稲荷大明神を五穀豊穣の守護神として崇めていたそうです。
福田稲荷神社のアクセス情報について
日本橋に鎮座する福田稲荷神社の、アクセス情報について紹介します!
▼住所
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4丁目5
▼周辺地図
福田稲荷神社は、日本橋の端っこに鎮座しています。
道路を挟んだ向かい側は、千代田区の神田美倉町です。
福田稲荷神社には専用の駐車場がないため、電車でのアクセスをおすすめします。
近くの駅は、以下の2つです。
- JR総武本線「新日本橋駅」6番出口から歩いて4分
- 東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」4番出口から歩いて7分
東京駅からだと、歩いて18分ほどかかります。
車で訪れる場合は、コインパーキングをお探しください。
また福田稲荷神社の近くには、日本橋べったら市がおこなわれる「宝田恵比寿神社」があります。
宝田恵比寿神社のレビューやお祭り情報まとめ!2024年版という記事で詳しく紹介しているので、あわせてお読みください!
福田稲荷神社から歩いて7分ほどの場所にある「福徳神社」も、パワースポットとして有名です。
福徳神社については、福徳神社でジャニーズのチケットや宝くじが当たる!?パワースポット感が凄いと話題にという記事で紹介しています。
福田稲荷神社の御朱印やご利益
福田稲荷神社には、御朱印・お守り・おみくじ・絵馬などの授与品はないようです。
訪れた際には、賽銭箱にお賽銭を入れ、心を込めてお参りしましょう。
また境内には、ご利益についての表示はありませんでした。
由来からわかるのは、五穀豊穣の守護神として崇められていたことだけです。
福田稲荷神社の御祭神である稲荷大明神には、以下のご利益があると言われています。
商売繁盛・五穀豊穣・家内安全・諸願成就
総本宮である京都の伏見稲荷大社にも、同様のご利益があります。
全国の稲荷神社に祀られている稲荷大明神は、稲の神様です。
「お稲荷さん」とも呼ばれ、多くの人から親しまれてきました。
日本橋には、稲荷大明神を祀る神社が数多くあります。
たとえば日本橋本町の「常盤稲荷神社」は、伏見稲荷大明神の分霊を、江戸城の守り神として迎えたのがはじまりです。
常盤稲荷神社の歴史は、小さいけど実は歴史が凄かった!日本橋 常盤稲荷神社についてという記事にまとめているので、ぜひお読みください!
稲荷大明神には別名がいくつかあり、以下どちらも稲荷大明神のことです。
- 倉稲魂命(くらいなたまのみこと)
- 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
神社によって、名前の読み方が変わることもあります。
稲荷神社の怖い噂について書いた、【噂】白旗稲荷神社(日本橋)に行ってはいけない人や歓迎されてないサインとはという記事も必見です!
福田稲荷神社のまとめ
福田稲荷神社は、平城京が造られた時代から1300年以上にわたって、日本橋や神田の街を見守り続けてきました。
総本宮は、京都の伏見稲荷大社です。
お稲荷様が祀られているので、商売繁盛や五穀豊穣などのご利益が期待できます♪
また福田稲荷神社を訪れた際には、歩いて5分ほどの場所にある「中華酒場 令和楼」にも、ぜひ行ってみてください!
美味しくて安いランチや、食べ放題のディナーが楽しめる人気店です。
詳しくは、日本橋の安いランチや食べ放題がある中華料理3選!という記事で紹介しています♪
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!