貨幣博物館とは

貨幣博物館とは、日本銀行金融研究所が運営する、日本やアジアのお金の歴史をたどれる博物館です。東京都中央区日本橋本石町にあり、和同開珎や大判小判といった本物の貨幣を見られます。しかも入館は無料で、古代から現代までのお金の移り変わりを気軽に学べる場所になっています。

正式名称:日本銀行金融研究所 貨幣博物館

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日本銀行の100周年から生まれた博物館

貨幣博物館は、1982年に日本銀行の創立100周年を記念して設けられ、1985年11月に開館しました。展示の中心になっているのは、お金の研究家だった田中啓文(たなかひろぶみ)が集めた古い貨幣のコレクションです。収蔵点数は約20万点にのぼり、そのうち約3,000点が常設展示で公開されています。

2014年末からの工事を経て、2015年11月にリニューアルしました。エレベーターが新しく付き、展示ケースの高さも見やすく整えられたので、子ども連れでもベビーカーでもめぐりやすくなっています。

本店の建物とは別の「分館」にあります

まぎらわしいのが、立派な石づくりで知られる日本銀行本店の建物と、貨幣博物館の建物は別という点です。博物館が入っているのは、本店に隣り合う「日本銀行分館」になります。本店の重厚な建物そのものが博物館というわけではないので、訪れるときは分館の入口を目指すとスムーズです。

場所は、日本銀行が建つ日本橋本石町。最寄りは三越前駅で、地下のB1出口から徒歩1分ほどでしょう。すぐ近くには江戸時代に金貨をつくっていた金座跡もあり、お金にまつわる場所が集まる一角になっています。開館は9時30分から16時30分、休館日は月曜(祝日は開館)です(2026年6月時点・公式サイト確認)。

Topic貴重なコレクションは、戦火から守るため銀行に託された?

展示の柱になっている「銭幣館(せんぺいかん)コレクション」は、もともと田中啓文という個人収集家の持ち物でした。第二次世界大戦の戦火で焼けてしまうのを避けるため、1944年に日本銀行へ寄贈されたと伝えられています。受け入れたのは当時の総裁・渋沢敬三。一人の収集家が大切に集めた古いお金が、銀行に託されて今は誰でも無料で見られるわけです。そんな来歴を知ると、展示の一枚一枚が少し違って見えてくるかもしれません。

貨幣博物館に関するよくある質問

貨幣博物館はいつ休みですか?
休館日は月曜日です。ただし月曜が祝休日の場合は開館します。年末年始(12月29日〜1月4日)も休みです(2026年6月時点・公式サイト確認)。
「銭幣館コレクション」とは何ですか?
収集家の田中啓文が集めた古い貨幣のコレクションです。戦火による焼失を避けるため1944年に日本銀行へ寄贈され、貨幣博物館の展示の柱になっています。
どんなお金が展示されていますか?
和同開珎や富本銭といった古代の貨幣から、江戸時代の大判小判、歴代の日本銀行券まで実物が並びます。収蔵約20万点のうち約3,000点が常設展示されています。
日本銀行が運営しているのに無料で入れるのですか?
はい、入館は無料です。運営しているのは日本銀行の研究部門である金融研究所で、お金の歴史を広く知ってもらうための施設なので、誰でも料金なしで見学できます。

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