【2026年向け】日本橋七福神巡り|所要時間・混雑回避・正月以外のおすすめルート

七福神

東京・日本橋エリアで人気の「日本橋七福神めぐり」。室町時代から続くといわれる七福神信仰が、今もコンパクトに体験できるエリアとしてとても愛されています。とーんと♡日本橋編集部でも何度も歩いていますが、「徒歩1〜2時間で7社を回れる」「人形町や甘酒横丁に寄り道できる」「お正月以外でも参拝OK」という3点がやっぱり魅力だな〜と感じています。

この記事では、2026年のお正月に向けて日本橋の七福神巡りを考えている方に向けて、2025年(令和7年)の最新情報を踏まえたおすすめルートと、正月以外にめぐるメリットをまとめました。

2025年の正月は、公式に「巡拝方式(各社で1つずつ印をもらうやり方)」が中止となり、あらかじめ7社分がそろった色紙・宝船を6社で頒布する方式でした。

これは末廣神社の案内や公式サイトでも告知されていた内容で、混雑緩和のための措置です。
2026年もおそらく同様の運用になると考えられますが、最終的な授与品の内容・頒布日程は必ず日本橋七福神めぐり公式サイトで最新情報を確認してからお出かけしてくださいね。

そして今回は、実際に編集部が歩いた「人形町駅スタートでぐるっと回るルート」をベースに、「正月は混むから別日に回したい」「でもご利益はしっかり受けたい」という声にも応えられるようにしました。
日本橋・人形町まわりは飲食店やカフェもかなり増えているので、休憩スポットも最新版にしてあります。この記事をスマホで開いたまま歩いてもらえたらうれしいです。

目次

日本橋の七福神めぐりが人気な理由と2026年に向けて押さえておきたい最新ポイント【神様紹介も】

まず大前提として、日本橋の七福神めぐりは「7社すべてが神社で構成されている」「距離が近い」「駅からのアクセスが良い」という3拍子がそろった、とてもめずらしいコースです。

人形町・水天宮前・浜町・小伝馬町など複数の駅から歩けるうえ、実際の歩行距離は約2.2〜4km、所要時間は正月以外なら1〜2時間ほどと言われています。
2024〜2025年にかけて公開された複数の現地レポートや中央区の観光ブログでも「日本一短時間で回れる七福神」として紹介されていました。

▼日本橋七福神の地図

日本橋七福神のマップ。人形町駅・水天宮前駅から歩きやすく、7社すべてが日本橋の旧町エリアに集中しています。

引用:日本橋七福神めぐり 公式サイト

日本橋七福神めぐりの基本的な巡拝期間は、例年どおり「元旦〜1月7日」。元旦だけは深夜0時〜1時の授与にも対応し、参拝は2時ごろまで可能という年が続いています。
これは2025年(令和7年)の案内でも同じで、色紙と宝船は水天宮・小網神社・松島神社・椙森神社・笠間稲荷神社・末廣神社の6社で頒布、茶ノ木神社のみ授与品なしというスタイルでした。

2022年以降の「各社に行って1つずつ押してもらう巡拝方式」は、混雑が過度になったことから中止されています。
2026年(令和8年)に日本橋の七福神めぐりを考えている方は「今年も揃いの色紙なのかな?」と感じると思いますが、開催直前に方式が変わることもあるので、出かける前に必ず公式サイトをチェックしてください。

七福神のラインナップとご利益は、この記事を読んでいる方にはもうおなじみかもしれませんが、あらためて表にしておきます。日本橋の七福神は、金運で有名な小網神社や、安産で知られる水天宮、宝くじ当選祈願で人気の椙森神社など、今のライフスタイルにそのまま重ねられるご利益ばかりなのが特徴です。

七福神神社ご利益
寿老神じゅろうじん)笠間稲荷(かさまいなり)神社福徳長寿・五穀豊穣
福禄寿(ふくろくじゅ)小網(こあみ)神社健康長寿・金運
弁財天べんざいてん)水天宮(すいてんぐう)安産・芸事
恵比寿神えびすしん)椙森(すぎのもり)神社商売繁盛・五穀豊穣
毘沙門天びしゃもんてん)末廣(すえひろ)神社勝運・財運
大国神だいこくしん)松島(まつしま)神社良縁・子宝
布袋尊ほていそん)茶ノ木(ちゃのき)神社夫婦円満・子宝

この7社に、秋の「べったら市」で知られる寶田恵比寿神社を加えて“8社目”として歩く人もいますが、現在の公式な日本橋七福神は上記7社です。寶田恵比寿神社のほうも歴史的に関係があるので、「2026年は時間に余裕があるからもう1カ所まわりたい」という方は候補にしてください。

日本橋七福神めぐりの所要時間の目安は、歩いて1〜2時間ほど。決められたルートは無く、電車の場合は「人形町駅」または「水天宮前駅」で降りると回りやすいです。
記事後半で実際に歩いたルートを詳しく紹介しますね。

七福神が祀られている日本橋の神社では、正月の時期に授与品を受けられます。

2025年の正月には、茶ノ木神社以外の6社にて、以下の授与品が配られました。2026年もおおむね同様になると見込まれますが、価格・頒布数・頒布期間が細かく変わる年もあるのでご注意ください。

・七福神の判が押してある「揃(そろい)の色紙」
・七福神の御神体が宝船に乗っている「揃(そろい)の宝船」
・頒布期間:元旦〜1月7日を基本に、15日ごろまで延長する年もあり

▼揃の色紙・揃の宝船

日本橋七福神の授与品。2025年も揃いの色紙・揃いの宝船が中心でした。

引用:歩いてみたブログ

「色紙や宝船はお正月だけなのかな?」と思いがちですが、実は七福神のご利益そのものは一年中いただけます。ですので、授与品にこだわらないなら、あとで紹介する「正月以外にめぐるメリット」を優先してもOKです。

日本橋の七福神を正月以外にめぐるメリットとは?

「七福神めぐりってお正月にするものじゃないの?」とよく聞かれます。たしかにお正月に回るのがいちばん縁起がいいと言われていますし、2026年も例年どおり1月1日〜7日がメイン期間になるはずです。

ですが、日本橋に関しては「正月以外のほうがじっくり回れて、結果的にご利益も感じやすい」という実感を持つ人が多いです。
その理由を、編集部の体験と2024〜2025年の現地レポートをまとめながら整理しておきますね。

1. 圧倒的に混雑が少ないから
日本橋七福神で一番並ぶのは、やはり小網神社。正月三が日は2〜3時間待ち、1月4日以降でも1〜2時間待ちという年が続いています。さらに「一粒万倍日」「天赦日」「大安」など金運系の吉日が重なると、平日でも行列になります。こうなると7社巡拝に3〜4時間以上かかりますが、3月や10月の平日の午前中など、正月以外に回ると小網神社でもほぼ待たずに参拝できます。水天宮も同じで、戌の日やお正月を外せば10分前後でお参りできます。

2. 授与所・御朱印がゆっくり見られるから
小網神社は金運で人気なだけでなく、切り絵御朱印や弁財天の御朱印など、つい並べていただきたくなる授与品がたくさんあります。ところが正月ピーク時は「まずはお参りをどうぞ〜」という流れが優先されるので、じっくり選びにくいのが正直なところです。正月以外なら、松島神社の大黒さまの授与品や、椙森神社の“富の日”の御朱印、笠間稲荷神社の季節の御朱印なども見比べながら集められます。通年で七福神御朱印を出している神社もあるので、参拝の際に「七福神の御朱印もありますか?」と聞いてみてください。

3. 日本橋の街歩きもセットで楽しめるから
正月の人形町・甘酒横丁は、飲食店も軒並み行列です。ところが2月〜3月、あるいは初夏や秋の平日であれば、「参拝 → 甘酒横丁でちょっと遅めのランチ → また参拝」というゆるい巡礼ができます。人形町今半・玉ひで・小春軒・森乃園・壽堂・清寿軒など、この記事でご紹介しているお店がすんなり入れるのはこの時期だけ。人形町の新しい飲食横丁も、七福神のついでにチェックしておきたいところです。

4. 自分の“縁起のいい日”に合わせられるから
七福神は「七難即滅・七福即生」と言われ、1年のうちで何度お参りしても問題ありません。金運を高めるなら巳の日・己巳の日、安産祈願なら水天宮の戌の日、椙森神社で宝くじ運を上げたいなら「13日(富の日)」や10月3日がねらい目です。お正月に人混みのなかで一度だけ行くより、自分のビジネスのタイミングや家族の予定に合わせて2〜3回に分けて回るほうが、日本橋の七福神と仲良くなれる感じがしますよ。

▼水天宮の御朱印

水天宮の御朱印。戌の日や一粒万倍日には限定御朱印が出ることもあるので、正月以外に巡る楽しみがあります。
水天宮の御朱印。
戌の日や一粒万倍日には限定御朱印が出ることもあるので、正月以外に巡る楽しみがあります!

つまり「日本橋 七福神 正月以外」で検索してきた方には、「十分アリです!むしろ落ち着いて回るならこちらがオススメです!」とお伝えしたいです。2026年に初めて行く方も、まずは混雑していない時期に一度下見をしておき、翌年のお正月に「揃いの色紙だけもらいに行く」という2ステップ参拝にすると、とてもスマートですよ。

日本橋七福神を実際にめぐってみた!おすすめルートは「人形町駅スタート」

ここからは、「人形町駅→小網神社→茶ノ木神社→水天宮→松島神社→末廣神社→笠間稲荷神社→椙森神社」というルートをお届けします。実際に歩いたときの撮影写真なども残しておきますので、スマホで開きながら使ってください!

ということで、人形町駅で降りて「小網神社→茶ノ木神社→水天宮→松島神社→末廣神社→笠間稲荷神社→椙森神社」の順番です。この順にすると、もっとも混みやすい小網神社を先に済ませられるので、正月以外なら1時間ちょっと、写真を撮ったり甘酒横丁で寄り道しても2時間前後で回れます。

まずは、強運厄除の神様が祀られているパワースポットの小網神社
人形町駅から徒歩4分で到着しました。

日本橋の小網神社。日本橋七福神では福禄寿を担当し、銭洗い弁天としても知られています。
日本橋の小網神社。
日本橋七福神では福禄寿を担当し、銭洗い弁天としても知られています。

小網神社は「ご利益がすごい!」という口コミが多いことと、境内が小さいことから、いつ訪れても多くの参拝客が列をなしています。2025年の情報では、元旦〜3日は2〜3時間待ちになることもあるので、2026年のお正月に回るときも第一社にしておくのが安心です。

銭洗いをする場合は、手水で清めてから弁財天にご挨拶し、ざるに小銭やお札を入れて丁寧に洗うのが日本橋スタイル。巳の日・一粒万倍日を狙うとさらに縁起がよいですよ!

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小網神社から、マンションや雑居ビルが立ち並ぶ道路を5分ほど歩くと、茶ノ木神社が見えてきます。ここは七福神のなかでも比較的静かなので、正月以外なら「七福神めぐりをしています」と声をかけて御朱印があるかどうか確認してみてください。茶ノ木神社の御朱印は末廣神社や水天宮で受け取る形になる年もあります。

日本橋の茶ノ木神社。布袋尊として日本橋七福神に数えられ、火伏せの守りでも知られています。
日本橋の茶ノ木神社。
布袋尊として日本橋七福神に数えられ、火伏せの守りでも知られています。

境内に植えられた茶の木が美しい茶ノ木神社は「お茶の木様」とも呼ばれ、徳川時代から火伏せの神と崇められてきたそうです。
【関連記事】茶ノ木神社(日本橋)の御朱印やご利益について【アクセス情報あり】

茶ノ木神社から大通りに出ると、交差点越しに水天宮が存在感を放っています。2025年時点でも戌の日は大変混雑していましたが、七福神としてお参りするだけなら正月以外の平日昼間がいちばんスムーズです。

日本橋の水天宮。安産祈願で有名ですが、七福神めぐりでは弁財天としてお参りします。
日本橋の水天宮。
安産祈願で有名ですが、七福神めぐりでは弁財天としてお参りします!
日本橋の水天宮境内にある弁財天のお社。毎月5日や巳の日に扉が開くので、スケジュールが合えば正月以外に行くのもおすすめです。
日本橋の水天宮境内にある弁財天のお社。

水天宮の境内に鎮座する弁財天が、日本橋七福神の1柱です。
毎月5日と巳の日には扉が開き、ご神像を拝むことができます♪
【関連記事】【2023年12月】日本橋水天宮の御朱印一覧表や限定御朱印を紹介致します!

次の松島神社は、水天宮から4分ほどのオフィスビルの1階に位置します。ここは「大黒さま」のイメージが強く、11月の酉の市シーズンや、限定御朱印が出るタイミングに合わせて訪れる人も増えています。

日本橋の松島神社。オフィス街の1階にあり、日本橋七福神では大国神としてお参りします。
日本橋の松島神社。
オフィス街の1階にあり、日本橋七福神では大国神としてお参りします。
松島神社の絵馬。大国神のモチーフが描かれており、子宝・良縁の祈願にも人気です。
松島神社の絵馬

松島神社の境内にある社務所では、大国神と七福神の絵馬や根付も受けられます!
【関連記事】【写真あり】日本橋 松島神社の御朱印や時間を紹介!

そして松島神社から甘酒横丁を通り、5分ほどで末廣神社に到着。ここは元吉原ゆかりの神社で、毘沙門天のほか「養母世稲荷」という女性・子どもの守護神も祀られているので、家族で回るときはしっかりお参りしておきたいポイントです。

日本橋の末廣神社。日本橋七福神では毘沙門天を祀っており、正月には獅子舞が出ることもあります。
日本橋の末廣神社。
日本橋七福神では毘沙門天を祀っており、正月には獅子舞が出ることもあります。

末廣神社には七福神である毘沙門天のほかに、女性とお子さまの守り神である「養母世稲荷(ようぼせいなり)」も祀られています。
【関連記事】人形町の末廣神社のご利益やアクセス情報【他の神社との違いも】

寿老神が祀られている笠間稲荷神社までは、末廣神社から3分ほどの近さ。境内にキツネの像がたくさん並ぶので、ここで写真を撮る人が多いです。秋の菊まつりシーズンには、茨城県の本社と連動した御朱印が出る年もあります。

日本橋の笠間稲荷神社。寿老神として日本橋七福神に数えられ、境内にはお稲荷さまの狐像が多く並びます。
日本橋の笠間稲荷神社。
寿老神として日本橋七福神に数えられ、境内にはお稲荷さまの狐像が多く並びます。

笠間稲荷神社の境内には、お稲荷様の遣いであるキツネの像がたくさん鎮座しています♪
【関連記事】笠間稲荷神社東京別社の御朱印や怒られる噂を回避する方法とは?

最後の椙森神社は少し離れており、笠間稲荷神社から歩いて11分ほど。ここまで来ると「人形町一周したな〜」という達成感が出てきます。椙森神社は「富くじ」発祥の地として知られ、今でも毎月13日の「富の日」には金色の御朱印を出したり、10月のべったら市とセットで回る人も多いです。2026年に宝くじを当てたい方は、ここを忘れないでくださいね。

日本橋の椙森神社。日本橋七福神では恵比寿神を祀り、宝くじ当選祈願で人気があります。
日本橋の椙森神社。
日本橋七福神では恵比寿神を祀り、宝くじ当選祈願で人気があります!!

椙森神社には「宝くじが当たる」という噂があり、多くの人が当選祈願に訪れているそうです!
【関連記事】椙森神社のスピリチュアル情報まとめ【パワースポット説も】

すべての七福神をお参りし、境内を見て回っても、1時間かからずにめぐれました♪
ただしこれは「正月以外+午前中スタート+寄り道少なめ」のケースです。写真を撮ったり、甘酒横丁でランチをとったり、新しいスポットを見に行ったりすると、2〜3時間は見ておくと安心です。

まとめ

東京日本橋の七福神めぐりは、1年の福徳を願う歴史的な行事です!
2026年のお正月に向けても、2025年と同じく「揃いの色紙」「揃いの宝船」を6社で頒布する方式が続くと考えられますが、最終決定は必ず公式サイトでチェックしてからお出かけください。

正月以外の混雑しない時期に、日本橋散策も兼ねてゆっくりとめぐるのもオススメです。小網神社と水天宮さえ押さえれば、あとはのどかな下町歩き。日本橋 七福神 ルートで検索してきた方には、今回紹介した「人形町駅スタート」の順番がいちばん迷いにくいと思います。水天宮前駅スタートにしたい方は、この記事のルートを逆回りにすればOKです。

日本橋七福神めぐりの途中には、美味しいご飯屋さんもたくさんあるので、ぜひ楽しんでみてください♪

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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