駿賀町雪とは
駿賀町雪とは、小林清親が雪の駿河町を描いた錦絵です。読みは「するがちょう ゆき」。国立国会図書館所蔵の『清親畫帖 [1]』に収められ、雪をかぶった建物と往来する人々、越後屋の暖簾を捉えた一図です。
雪の町を、傘を差した人々が行く
画面では、白い雪を載せた屋根の下を、傘を差した人々が歩いています。左手の暖簾には越後屋の「越」の印。通りの奥には緑の鎧戸を並べた白い洋風建築が立ち、その手前に背の高い街灯と、車輪の大きな人力車が描かれています。青緑や褐色の建物と白い雪を対照させ、明治の街路を静かな冬景色として表した作品です。
日本橋トピック♪雪景色にも光と陰影を使う「光線画」
国立国会図書館は本作を、小林清親の「光線画」の資料リストに掲げています。光線画は、木版の色面にぼかしや陰影を組み合わせた表現。本作でも、雪の明るさと軒下の暗さ、灰色の空が重なり、通りの冷たい空気を感じさせます。
駿賀町雪に関するよくある質問
- 駿賀町雪は、いつ制作されましたか?
- 国立国会図書館の『清親畫帖 [1]』の書誌は刊行年を「18--」としており、本作個別の年は特定していません。そのため、光線画の一般的な登場年を本作の制作年とは断定できません。
- 駿賀町雪の「駿賀町」と駿河町は、別の場所ですか?
- 別の場所を示すものではありません。国立国会図書館は作品名を『駿賀町雪』と記録し、東京都中央区の駿河町を描いた資料として紹介しています。

